カテゴリ: 塗装かさつき、艶なし劣化・・・徳島県カーコーティング専門店クラフトワークス・ゼン
さて、車の塗装は大まかに2種類あるのをご存知ですか?
①2コート以上のクリア塗装がある物。
(メタリックカラーには必ずあります)
②カラー層だけのクリア塗装のない物。
(メタリックの無いソリッドカラーの一部の車種)
となります。
今回は②のケース。
これらの塗装に多く見られるのは
経年劣化で塗装が粉を吹いたように
パッサパサの艶消し状態になる事です。
いわゆるチョーキング(粉化)劣化です。
ボディーを触るだけでこんな感じ。
こうならない為にクリア塗装があるわけですが・・・
では、そもそもクリア塗装って何?
クリア塗装は、塗装耐久性の強化、保護、密度向上、
光沢持続、防汚性の向上・・・が目的です。
では、無い車両は何故ないのか?
ぶった切りで言うとコスト削減。
身近なところで例を挙げると、割り箸と塗りの箸
の差をご想像ください。
素材そのものの割り箸、
塗膜がある塗りの箸、
どちらが繰り返し長時間使用できるかは
皆さんご存知と思います。
その差がクリア塗装の有る無しで大きく変わります。
最近復刻したランドクルーザー70の
サンドベージュもクリア有りません・・・ご注意を!
一気に作業にかかったので元画像がありません。(涙)
完全な艶消し状態でした!
何とか復活。
正し、これらの作業はあくまでも延命措置なので
2年をめどにコート層の補充が必要でしょう。
コーティングは塗装保護、強化は出来ても
クリア塗装の代わりは出来ないので
如何に塗装そのものが大切か身に沁みますね。
いくらクリア塗装と言えど、劣化すれば同じだし
劣化したから研磨で削り、綺麗になったとはいえ
塗装が薄くなった分、厚みも硬さも密度も
低下します。
最後はパリパリ剥がれます。
コーティングも痛んだからと言って削れば同じです。
残された膜など作業者にも分かりません!
当店が研磨に並みならぬ神経を注ぐのは
それを誰よりも知っているからです。
コーティング以降の研磨は最終手段です。
基本は減らさない・・・補充をメインで行います。
これが本道!