カテゴリ: 車の塗装について
#1車の塗装
コーティングの土台となる塗装について分かりやすくご説明します。
1 イラスト解説 NO1
塗装の構成 1 基本構成
クリア層(耐候性向上、光沢、平滑性向上) 30~40㎛前後
ベースカラー層(美観性向上、対紫外線等機能性向上) 10~15㎛前後
中塗り層(対チッピング性向上、下地凹凸隠ぺい性向上) 25~35㎛前後
下地層(鋼板接合部、表層部他防錆) 15~20㎛前後
鋼板(高張力鋼板、アルミ鋼板、等)
※あくまで参考資料です。内容や数値はメーカーや塗装方法により変化します。
イラスト解説NO2
塗装の構成 2 クリア層構成
最上部高硬度高密度クリア層 5㎛前後
(乾燥の際の塗膜形成中の際、成形される)
2 画像
現代の塗装の欠点
塗装膜厚の減少(研磨により塗装強度、耐久性の低下を招く)
水性塗装に伴う仕上がり性の低下(ピンホール、艶や発色の悪さ ゆず肌 乾燥不良)
3 画像 イラスト解説 NO3
塗装の劣化及び汚れのメカニズム
1物理的な傷、酸性、アルカリ物質等による浸食、熱や紫外線、赤外線、可視光線などのによる分子結合の断裂。
2荒れた表層や塗装の分子間の隙間に、雨などに溶け込んだ汚れが浸透し洗車でも取れない水垢や黒ずみ、加水分解による劣化。
3付着した鉄粉が酸化しその周辺の塗装を浸食し穴が開いた状態になる
4花粉、黄砂、塩害等、汚染物質に含まれる成分による浸食、鳥糞、樹液等の付着物による浸食。