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不動のポジションとでも申し上げましょうか・・・。
この車にしかない絶対の価値もある。
メルセデスベンツGクラス新車のお預かりです。
細かな事は置いといて、幸いにも状態は非常に良い・・・。
流石ヤナセのPDI。
とにかく剛健な車両です。
特にGクラスは、「ラダーフレーム」と言うトラックと同じ構造となり、フレーム上部にボディーを乗せ、エンジンやサスペンションなどの走行に関するユニットをフレームに配置しています。
ラダーフレーム参考画像。
ラダーフレームの最大の特徴は、仮に悪路で横転しボディーがベコベコになっても、シャーシが無事なら走行できますが、現在主流のモノコック構造では、その様なケースでは走行不能に陥ります。
モノコック参考画像
その為、未だに軍用車両や、一部本格的なSUVではラダーフレームが採用されています。
(モノコックが廃車になるケースでも、ラダーフレームではシャーシさえ生きていればボーディーは乗せ換えれば復活する。)
とは言え、今どきのモノコック構造は相当な物で、本格的なSUVにも問題ないので、結論から言えば、どちらが優れているとかではなく、事故った際の程度次第ではどちらも同じかな・・・。
まっ、Gクラスに関しては伝統と言うか、この構造と言うより変わらぬデザインに人気があるのですね・・・。
さて、余談でしたが相変わらず作業性は・・・良くはない・・・(笑)
この仕事していないと分からないでしょうがキチンと仕上げようと思えば、普通の車両の倍近くかかります。
でも・・・楽しい・・・。(笑)
でっ、洗浄。
シリコン系の撥水剤がかけられていて・・・折角コーティングするのに・・・邪魔。
まっ、当然ですが背面タイヤやリヤゲートに背面タイヤを取り付けるブラケットなどは取り外します。
機械も入らないしコーティングも塗れないしね・・・。
フェンダー上部のウインカーレンズも台ごと取り外します。
となると・・・フェンダーライナーから取らないとウインカーの土台が取れません。
仕上がり性と、作業効率で考えれば外した方が有利です。
等と言いつつ間の作業画像はすっ飛ばして、いきなりの研磨後の最終洗浄を終えプライマー処理まで完了。
写真有りませんが、フロントワイパーの取り付けパネルはメーカー修正研磨跡が・・・。
リヤカメラの取り付け周辺も・・・他にもあちこちありました。
当然綺麗に処理完了。
既に黒光りです。
背面タイヤカバーは個別に処理。
では完成は後日・・・ここからもう一踏ん張り。
オーナー様、近寄りがたい雰囲気になりますがご勘弁を。(爆)