徳島の板金塗装 CRAFT WORKS ZEN〈クラフトワークス ゼン〉

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技術講習準備中・・・徳島市カーコーティング専門店クラフトワークスZEN(2017.08.29)

カテゴリ: NEWS

今日は自分の今までをご紹介です。

 

私は子供の頃から父親の影響を受け車を自然に好きになりました。

同時に実家のすぐ隣で整備工場もあり色んな車を見る機会もあり、中学時代に転校してきた同級生も車好きで意気投合し、50CCのバイクのエンジンやスクラップのエンジンをばらして遊んでいました。

その時、自分たちで組上げたエンジンがかかった時はうれしかった!

 

そんな流れで自動車業界へ進み整備を学び車を乗り回す毎日でした。

そんな中、板金塗装を学んでいた友人の独立開業の際、「一緒にやらないか?」と誘いを受けました。

 

自分を必要としてくれる友人の誘いが嬉しくて、共に頑張る事になりました。

 

暫く仕事をしていると板金塗装の楽しさと奥深さに感化されその道も学び、いきなりお客様の車に作業は出来ないので、廃棄パネルで繰り返し練習もしました。

 

当時は設備も技術も幼い物で、毎日が必死で良い仕上がりとは何かを考えていました。

 

 

塗装自体が上手にできても、僅かでも塗装の際に付着する小ゴミなど取り除く為に研磨作業をすれば、折角綺麗に塗装した面に研磨傷が発生します。

 

ゴミの混入を最小限に抑えても、広い範囲なら塗り肌の狂いもあり、純正同様に仕上げるにはやはり研摩が必要でした。

 

当時主流の仕上げ方法に「本当にこれが正しいのか?」「他店は本当に仕上がっているのか?」なんて考えても答えは誰も知らないしその先へ行こうとしない・・・。

事実、「研磨した以上傷は妥協」これが今でも言われています。

 

効率も重要でしたが、何よりも折角塗れた塗装を、その後の研磨で荒らしては意味が無い・・・

でも納得できる仕上がりにしたい・・・。

 

幸い職業柄、廃棄パネルはいくらでもあるので、塗装しては研磨しての繰り返しで方法を模索していました。

 

予算も無いため湯水のように機材や材料を試すことも出来ないので試行錯誤の繰り返しでした。

 

 

とある大晦日、新たに導入した機材の検証で、どうしても納得できず一人出社して作業していると、友人も出社してきました。

同じ考えだったみたいで、結局正月も返上で磨いていました。

 

今思えば当時はまだ大半の作業者が見向きもされない、ギヤアクションと言うポリッシャーでの研磨でした。

20年近く前のお話ですが・・・(笑)

 

当時主流の研摩は「シングルアクション」と言う機械での研磨で、それに納得が出来ない為に導入したのが「ギヤアクション」でした。

幸い、板金作業での塗装剥離(板金するために塗装を削り飛ばし鉄板を剥き出しにする作業)で使用するギヤアクションを塗装研磨で使用する試みでした。

 

当然ながら使用する研磨剤やバフは、シングルアクションに対応する物で、研摩剤もバフもマッチングもバラバラで上手くいくはずもなく、低予算なりにも的を絞り仕入れた期待の材料での検証でした。

 

何度かマッチングを試していると今までと違う仕上がり面が生まれました。

 

その際に使用していた製品こそが今当店で使用する材料を供給してくれるメーカーの物でした。

何よりも仕上がりを重視し、今までにない物・・・今後必要とされ製品。

そこからが長い道のりの始まりでしたが・・・(笑)

 

研摩の摩擦熱を最小限に・・・研磨量も最小限で理想の仕上がりを・・・。

一時の誤魔化しの見た目ではなく、持続する美しさへのアプローチ・・・。

 

このコンセプトが生まれたのもこの時期でした。

 

その後、「ダブルアクション」での研磨に移行します。

研摩には最も非力とされ、周りの人や同業者からも「なにやってんだか?」と思われたかもしれませんが、あるポイントが分かれば実に効率よく安全にロスなく仕上がるのもこの時期の発見でした。

 

そこからかな?

 

塗装研磨にはある法則と理論がある・・・と言う事が見え始めたのは・・・

 

当時はシングルアクションと同じ時間でも確実にそれ以上の仕上がりと塗装への負担軽減が目的でしたが、研磨システムの基本が出来てくると時間短縮は生産効率とクレームゼロをもたらせ、結果正しい流れ・・・となりました。

 

やがて、塗装保護とは何かも同時に考え始めました。

 

塗りたての塗装は硬化し乾燥しても簡単に傷が入る。

 

折角研磨で仕上げても洗車で傷が入ればまた磨く?

納車時に洗車傷のままでは納車できない・・・。

 

洗車道具も一から見直しでした。

ケミカルの重要性も考えるきっかけにもなり、その流れでカーディテイリングを学び始めました。

 

今考えれば当時のコーティング剤は、液剤メーカーの謳い文句「硬い皮膜で塗装を保護」「汚れにくくセルフクリーニング効果でメンテナンス不要」「永久持続」に惑わされてましたね。(笑)

 

今でも存在する謳い文句ですが・・・(爆)

ココからはとっかえひっかえ仕入れる事ができる液剤は散々使用しました。

 

結果・・・どれも変わらない・・・。

 

 

ここでまた何故?の嵐が・・・。

 

 

そんなこんなを繰り返し、あるコーティングが誕生しました。

先に言っていた今当店で使用する材料を製造するメーカーの物です。

同時に色々なマテリアルメーカーとも繋がりが生まれ現在の液剤の基本も生まれました。

 

その後、有り難い事に経営状態も好調で工場も手狭に・・・。

 

それを皮切りに、以前から磨きとコーティングで挑戦したいと言う考えら友人と離れ自分の店を持つきっかけになりました。

 

周囲の方の協力もありクラフトワークスZENは始まりました。

友人とは先日も一緒に磨く機会がありましたが長年の積み重ねかな?

タイミングも見ているものも同じでとても楽しかった・・・。

 

一部研磨剤は違うけど、後は同じものを使用しています。

コーティングは全て当店で引き受けてますが・・・。

 

 

そして今、メーカーからの意向もあり今まで学んだ事を広く伝えるための「技術講習」を行う事になりました。

 

闇雲に検証し、悩んできたことは今となれば逆で、理屈が分かれば遠回りしなくてもたどり着く・・・なんて言えますがそこが重要です。

 

理屈が分かれば必要な物が見えてくる。

無ければ作ればいい・・・。

 

あとはどう使いこなすか?・・・ここを徹底的にお伝えします。

 

 

ポリッシャー、セッティングパーツ、研磨材、洗浄剤、クロス、スポンジ、ブラシ、照明機材、コーティング剤、メンテナンス剤、全て揃った一連のシステムをご提供します。

 

 

より良い技術を持ち、お客様に満足と安心をご提供する為に現場で生まれた、実践オンリーの即戦力となる知識と技術です。

 

技術講習は、「座学」と「実践」の項目でとことん行きます。

 

座学で理屈を知れば作業の安全と高い高率が生まれます。

実践での作業は職人としての技術が向上します。

 

どちらも全てお客様に喜んでいただく為の重要な項目です。

 

只今、それに向けての準備を整えています。

 

時期が来れば改めてご案内します。

 

他店との差別化や商売上の便宜ではなく、正しい流れをお伝えできれば、混とんとするカーケアの本質が見えてくると思います。

 

それは全ての車を大切に願うお客様に還元できます。

 

絶対に忘れてはならないのは、我々がお預かりするのは「お客様の財産」ですので・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

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