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さて、ご紹介はプジョー207。
かねてからお悩みのヘッドライトの劣化。
既に多くのユーザー様が経験した避けて通れないヘッドライトの劣化です。
今回のお客様は定期的に量販店等で行われているヘッドライトクリーニング?・・・を定期的にされてたとのことですが、3ヶ月程度で黄ばんでくるので切りがない・・・とのことでご相談いただきました。
最近ではヘッドライトスチーマーもメジャーになってきましたが、下地の作り方、スチーマーの液剤の濃度や諸々の違いで施工後、数日から数週間でビキビキと微細なひび割れが発生したり、直ぐに傷ついたりします。
施工後は非常に透明で艷やかなのですが、その仕上がりも半年から1年程度で黄ばんでカサついてきます。
コストを掛けたものの・・・簡易施工と同じ結果となります。
様々な検証から当店は最も有効な方法として、リペア及びヘッドライトプロテクションフィルムの施工で美観再生、美観持続、劣化保護という最も効果的な施工をしております。
当然ながらリペアにもヘッドライトプロテクションフィルム施工にも、それ相応のノウハウが必要です。
今回は、形状と劣化状態からヘッドライト脱着リペア、取り付け後にヘッドライトプロテクションフィルムを貼っております。
ヘッドライトプロテクションフィルム施工には2種類の施工法があります。
※プレカット施工
予め車種データーに基づき形状に合わせたフィルムをカッティングプロッターで事前に切り出したものを施工。
※カバーカット
対象物に一回り大きなフィルムを被せて整形した後、余分を刃物でカットして仕上げる方法。
今回はカバーカット。バナナのよな弓形とエッジの効いたライン、半円状のアール、直線的なラインなど一見シンプルな形状ながら簡単な形状でもないのですね・・・。
カバーカットで難しいのはカットラインの精度と対象物にナイフの傷をつけない繊細なカットが要求されます。
特にハーフカットという、フィルムの厚みの半分程度まで刃を入れるフィルム施工では欠かせない技術の習得が重要で、これが身につかなければ施工そのものが出来ません。
カーラッピングもしかり!
カット後。
プロテクションフィルム施工は数種類の施工液を使用したウエット工法を行いますので、後は施工液が自然に乾燥するのを待ちます。
エッジラインは施工後初期乾燥が終わったタイミングで熱処理にて確実に乾燥定着させております。
何事も考察が必要ですがそれもまた楽しや。
なんて言いつつも、偶然にも作業中に発見した冷却水漏れ・・・幸い加圧タンクからのリークだった・・・ここを直さない限りまともに乗れませんのでこちらの修理も行いリークテスト後のご返却となりますので今しばらくお待ち下さい。