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さて、道具と言う物は実に重要なもので、手に馴染んだ道具はたかがカッターナイフでもとても大切です。
たまには調整。
ってカッターナイフの何を調整するのか???
刃の遊びの調整と、先端のガイドエッジの調整。
僅かでも刃の遊びが大きければカット時のライン引きに影響します。
ほぼ遊びゼロまでガイドエッジを絞り、カットの練習。
ストレートライン、アール、山谷、色々・・・全てフィルムの厚みの半分までしか刃を入れない「ハーフカット」と言う技術。
フィルムブランドによりフィルムの弾力や硬さも違うので、刃圧の加減はとても繊細で、本番作業中にミスのない様に繰り返し練習です。
任意の線を切るのは簡単です。
難しいのはトレースです。
実車の場合、全て決められたラインを正確に刃を走らせる事で、機械で切ったような綺麗なカットラインが出来ます。
なのでトレースは何よりも重要なカット練習です。
今出来ているからと言って休んでしまえば感覚は鈍りますので、余りのフィルムを時間があるときに切って練習です。
実車の場合、形状や施工位置などは様々で、作業部位は常にカットの楽な位置とは限りませんので、刃の入る深さをミスらない為には繰り返し練習です。
こんな形状は無いのですけど、刃止めの際のコツ、向きを変えても同じ刃圧で線を切るコツ、地味ですけどいざと言うとき役立ちます。
立体形状の実車のヘッドライトなどでは、一筆書きのように刃を走らせられないので、刃入れを止めて別アングルから再度切り始めるる必要があります。
これはこれで楽しいのです。
???そもそもハーフカットってなぜ必要?
それは・・・刃がフィルムを貫いてその先へ行くという事は・・・塗装面やレンズ面に切れ目(カッターの刃の痕)を入れる事態になりますのでハーフカットはとても大切な切り出し技術なのです。