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さて、ご紹介は常連様のゴルフ7バリアント。
今回はケミカル洗浄メンテナンスと未塗装樹脂パーツが白化してきたのでのリペアコーティングです。
本体はケミカル洗浄で細部まで綺麗にし、トップコートを再塗布して完了です。
欲を言えば軽く磨いてベースコートからオーバコートすればケミカルで取れなかった染みや微細な小傷もある程度埋まりより綺麗になるのですが、オーバーコート手前のコンディションでしたのでもうしばらくお乗り頂いて次の機会かな・・・普通に見ると艶々でとても綺麗なのでシビアすぎてもね・・・(当店はそれが仕事だからシビアになるのだけど)
それよりも樹脂パーツ・・・
経年劣化は宿命ですのでリペアコートで黒味も復活。
白化の理由はやはり紫外線です。
樹脂の構造が紫外線により壊されて白化の原因となる微細なひび割れが表面に発生します。
樹脂部が洗車で濡れている間は黒いのは、ひび割れの隙間に水が入り込み光の乱反射を無くすことでひび割れが見えなくなるからです。
もっとわかりやすく言えば、乾いた木を濡らすと色が濃くなるのと同じです。
そして乾けば元通りの白いままです。
白く見えるのはヘッドライトと同じ微細なひび割れなのです。
油分(レザーワックスとか・・・)でも黒くなりますが、雨で洗い流されるので短命な作業です。
そこでボディーと同じ長期間効果が持続する硬化型ガラスコーティングが今のところベストです。
樹脂専用セラミックコート
当店の樹脂コートは、耐候性が高く耐酸性、耐溶剤性の高いセラミック原料である当店のコーティングの派生モデルで、グラフェン炭素を組織に組み込んで強度を増した未塗装樹脂の保護、強化、劣化防止を目的とした専用品です。
劣化前の樹脂ならば分子間に浸透し皮膜を形成し樹脂表面の強度を増すことでクラック耐性が向上します。
劣化後の樹脂にも同じことが言えますが、既に割れた樹脂の隙間に浸透することで白化を無くし皮膜形成することで黒味が戻り耐候性が高まります。
2年おきに再塗布する事で長期間の樹脂耐久性につながるので、気になる場合はメンテナンス時のオプション作業としても人気があります。
今やSUVが増えてきて樹脂の白化の問題も増えます。
何事も予防するのがベストですが、残念ながら現状では対処療法しかないので、未塗装樹脂コートの恩恵はかなりの物です。
ではオーナー様今後も楽しんでお乗りください。
この度の御用命、誠に感謝申し上げます。