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さて、私のデリカD5のその後ですが、エンジン不調に見舞われてようやく復活。
結論から言えばメーカー保証にてエンジンをアッセンブリーで交換しました。
仮に自腹なら安くても150万オーバーかな・・・エンジン壊すととんでもなく費用が掛かりますね
と、思いきや・・・新品のタービンからの異音で再修理・・・そして今度は本当の復活!
故障の原因はいきなりのエンジンオーバーラン。
いわゆるレッドゾーンを超えてエンジンが限界まで回った事による破損です。
休みの日の買い物帰りに40キロ程でちんらた走ってたらいきなり勝手にエンジンが吹け上がりました。
走行中なので当然ギヤは繋がってますので、速攻でニュートラルにしましたのでデリカミサイルにはなりませんでした。(実はそんなことしなくてもミサイルにはなりませんでした)
と同時にエンジンチェックランプがついて、トラクション異常も発生、マルチメーターにはAFS異常と表示。
電子制御にてギヤがつながった状態で異常回転が発生した場合、トラクション制御で急激な加速を抑止して安全を確保・・・ミサイル防止で立派!
家に戻り妻の車で店に行き故障診断機を持ち帰り接続・・・
チャート・・・
故障コード・・・他関連コードも数件
フリーズフレームデータ時の各センサー類の反応をトリガー機能で個別に呼び出して走行中に何が起きたかの確認準備中。
そして速攻で仲良しのディーラーの店長に電話。
もともとメカニック出身で相当腕利きで店長でいながらいつも作業服で新車の架装をしている根っからの車好き。
社外部品も丁寧に加工したり組付けもお手の物の凄い奴!
お客様で三菱、スズキ車で新車購入の際は紹介しますね。
「こちらで引き受けるから明日取りに行くな」という事なので月曜はデリカで出勤・・・僅か100メートル走った瞬間、とんでもないガラガラ音と共にエンジン停止。
バルブ突いたか???バルブタイミングずれたか? 「どのみちエンジン終わったな」と思いつつ再始動・・・1気筒死んでるな・・・と思いつつ広いわき道にかろうじて移動・・・止まった瞬間エンジンも止まりそれ以降はセルがロックして回らない・・・バッテリー上がりではない。
完全アウト。
支店では対応できないので本店に移送。
別担当のメカに「慌てないのでのんびり見てな」と言ってお任せ。
後日とんでもない報告・・・「コンロッドが折れてクランクケース突き破ってバラバラになってる!」って・・・
長年車に携わって来たけど初めてのケースがまさか自分の車で!
過去にドラック仕様のチュンドカーでギヤボックスが割れたり、タービンブローしたりはあったけどコンロッド折れる???
「エンジンおろしたから来る???」と連絡あり見に行くと見事なエンジンブローの有様。
ディラーのご厚意でメーカー保証で対応するとの事で自腹は回避。
そしてメーカーにエンジンアッセンブリーでオーダー・・・エンジン本体、インジェクション、コモンレール噴射ポンプ及び燃料セクション全部、スロットルボディーも含めマニホールド吸排気パーツ、タービン、アクチュエーター、オルタネーターまで全部付き。
補器類の再使用はパワステポンプ、エアコンコンプレッサーのみのフルコース。
完全復活・・・トルクも空燃比もバッチリ快適。
そしてメーカー保証の兼ね合いからノーマルに戻されたマフラーを社外マフラーに戻す。
私にはこれがノーマル(笑)
ノーマル然としたエンジンルーム・・・。
他は随時戻していきましょう。
えっ、オーバーランの原因?
「デトネイション」
私が無理やりぶん回したわけでは無いのであしからず・・・。
その先が知りたい方はご来店の際に・・・