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最近よく見かけるカメレオンフィルム(オーロラフィルム)
前3面のガラスに関して運輸局の規定では透過率70%以上となっています。
では実際のガラスの透過率・・・
お預かり中のドイツ車のフロントガラスの透過率。
ドアガラスは断熱やUVカット等様々な理由からやや暗い。
フランス車のフロントガラスは・・・透明度重視でこの数値。
国産車のフロントガラス・・・やはり同じような数値。
サイドガラスもこれが大半のお車の標準的な数値。
透過率に関してはどの国のクルマの大差はありません。
しかし・・・カメレオンフィルムを施工し約5年・・・多分施工当時は問題なかったので経年劣化で透過率が低下し・・・って・・・低すぎる。
当然車検は通りません。
ドアガラスもギリギリで測る位置によってはアウトですね。
そもそも運輸局の規定では透過率に関してだけなので、仮に赤だろうが黄色だろうが色の問題はないのでカメレオンフィルムは透過率さえパスすれば合法となるのですね。
しかし別目線・・・警察の立場では車内の様子が確認出来ない等の理由から本体は違法にしたいとの意見もあり、いずれ色付きフィルムは違法となる可能性も多々ありますね。
それと共にフロントガラスへのフィルムの施工は原則やめた方が良いですね。
透明断熱でも経年劣化で濁ってきたりすれば透過率をクリアーしてもぼやけた視界で気持ちよく運転できないしそうなるリスクも十分あります。
サイドガラスはその逆にご予算があり、施工可能なガラスなら透明断熱フィルムはいい仕事しますのでお勧めですよ。(一部純正でUVカット等のコーティングガラスは施工不可)
私も貼ってます。
という事で今回お預かりのお車は車検通りませんので剥がすしかありませんね。
最近のお車はガラスにカメラやセンサーが付いているので最悪のケースも考え、リスクを十分承知の上で施工してください。