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当時、100均が出始めた頃、お茶碗や湯飲み、グラスなどの製品が100円で売られていることに凄く違和感を覚えました。
大量生産薄利多売の使い捨て感覚・・・
子供の頃、お茶碗などは割らない様に大切に使い、漆器などはそれこそ世代を超えて受け継がれていましたしそう教わりました。
そのせいか20年近くは今の茶碗でご飯食べてます。
グラス類も10年それ以上使っている物が大半。
まっ、日本人の感覚なら何処のご家庭も同じだろうと思いますが、物を大切に扱うのは美徳と考えます。
しかし今や日本は安い国になってしまい、農産物も畜産物も海産物も良い物は海外に売られています。
その昔の牛丼戦争・・・あちらが50円値下げすると負けずと60円値下げする・・・あほな話です。
企業努力で安い美味いを実現しても原価がある以上限界もあり、サービスの質や働いてくれる人の収入にも影響するし、そうなると本当に旨い物って何???
って話になりますね。
インバウンドに頼り、若い子向けの見てくれだけの薄っぺらなインスタ映えするだけの修行の足らない提供者が織りなす体たらくな味も横行し感動すらありません・・・
本質はそこじゃない・・・。
修業を積んだからプロと言う縛りもおかしいと思いますが、修行の密度と本質を重箱の隅をつつく勢いで頭から煙が出るほど考える知力とセンスが良いものをプレゼンス出来ると思います。
モノづくり大国日本はもはや過去の物・・・古来の伝統も提供先は海外の富裕層。
同時に後継者も育たない風土に日本は陥っています。
良い物は人の手でしか生み出せません。
システムを売りにするのではなくオンリーワンを売りにするべく日々精進です。
子供たちの未来に何を残せてやれるのか・・・まっ政治家があれではね・・・個人個人で頑張るしかないかな・・・