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さて、ご紹介はフォルクスワーゲンのピュアEV。
ID4。
常連様のお乗り換えでのご依頼です。
新車ですが長期在庫なので思った以上に小傷が多く、お客様に状況をお伝えし下地磨きは通常の新車磨きではなくコンパウンドを使いながらの研磨下地となりました。
今時の国産車は生産され出来たてが届くので洗車傷などのトラブルは少ないのですが輸入車は、各ディーラーが見込み仕入れで一定数をメーカーにオーダーして在庫として持つため、すぐに売れない場合は長期在庫となります。
余程の事でも無い限り保管は屋外駐車場ですので風雨にさらされます。
昔の国産車も同じでディーラーの新車置き場には無数の新車在庫が置かれており、納車前は隅々に蓄積した汚れが溜まって、窓ガラスもシミだらけの車両も多く納車前のクリーニング作業は必須でした。
その代わり欲しい条件が一致すれば、すでに在庫としてあるので即納車が出来る最大の利点がありますし時としてお値引きも期待できます。
ただし・・・出来立ての新車と同じ様にはいかないのでデメリットも考えるとトレードオフですね。
とにかく傷が多いのでレンズ類も含め全面研磨で傷修正を行いコーティングとなります。
研磨は塗装を削る事なのでネガティブな印象ですが、実は時として研磨を行う方がのちに「より良い状態」となる事実があります。
今回のケースは仕上がり云々を考えると結果的に研磨を行う方がお客様に満足して頂ける状態でお乗り頂けます。
その為、塗装強度を落とさない様に最小範囲で最上の仕上げを行っております。
ここはノウハウなのですが、先に言っていたのちに「より良い状態」というのはメーカー出荷時の塗装の仕上がりと表面状態によります。
ここは別の機会に実際のお車を参考にお伝えします。
ではオーナー様、予定外の作業ではありましたが綺麗に整え「最強で最高」のセラミックコーティングで仕上げますので安心してお待ちください。