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最近ではネット通販で売られている「酸性ケミカル」について。
巷では「スケール除去剤」「イオンデポジットクリーナー」他、様々な名称で売られています。
当店でも10年以上前よりご来店のお客様のみに「スケールリムーバー」と言う名称でご提供していますが、条件付き及び取扱説明付きでの販売スタイルを変えていません。
どの様なユーザーが、どの様な状態のどの塗装に使うのかも見えないのにお渡しできないというのが最大の理由です。
言い換えると医師が処方する「薬」と同じ考え方です。
まずはその方のお車の状態や、お手入れ内容を確認し、扱い方や必ず守っていただく注意点などをご理解の上でお使い頂いております。
意外なことにこの手の洗浄剤で除去できるのは「イオンデポジットやシリカスケール」と呼ばれるミネラル成分の汚れと微細な鉄粉が主です。
しかし残念なことに、ユーザーは「雨染み=スケール」と思いがちで使ってみたけど染みが取れなかったと言う事例が多いのではないでしょうか?
そもそもスケールが乾いた塗装面にもハッキリと無数にある場合、シミに対してスケールの割合は3割ぐらいでそれ以外は酸性雨による劣化痕です。
酸性ケミカルでの除去は不可です。
同時に使ってはいけない塗装や素材もあり使うことで塗装が変色したり素材の劣化を引き起こします。
更にあえて具体的に言えば「日産ファイブイヤーズ・コート」「ソフト99ハイモースコート」を始め様々なコーティングでは、「酸性ケミカル」によりコーティング自体が分解除去されて無くなってしまいます。
そうなると本末転倒。
別の事例では、ホンダ車の塗装に「ピッチタール除去剤」を使用し塗装の艶がなくなったとか、うっすら溶けたような状態になるケースもあります。
今現在も、ECサイトやネット通販会社様より「ケミカルの販売をしないか?」とお誘いもいただきますが、当店が重視していおるのは目の前にあるお車が対象なので、診断もできないお車へのご提供はお客様にとってのリスクしか無いので全てお断りしています。
昨今、カーケアは今まで以上に市場の盛り上がりがありますが、情報が氾濫し、ミスリードが大半のカーケア分野において、一番大切なのはリアルなコンディションに対しての適切な判断と作業です。
お客様には面倒をおかけいたしますが、お困りの際やご相談の際はご来店いただくか、画質の良い画像をお送りくだされば、何かとお伝えできますのでご了承ください。
化学反応や溶解性を持つケミカルは一歩間違うとアレルギーや副作用による二次被害も招きかねません。
安易な使用はお勧めしませんのでご注意ください。
私の洗車中のスケールリムバーの使用例です。
分かった上で使うとこれほど重宝するケミカルも他にはないのも事実です。
当店の「洗車コース」では必ず使用します。