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洗車後の拭き取りで使うマイクロファイバークロス。
「乾いた方がよく吸う」
そう思われがちですが、
実は
塗装への負担まで考えると
「濡らして固く絞った状態」の方が圧倒的に理にかなっています。
その理由は、
マイクロファイバーの構造と、
塗装面で起きている 「摩擦」のメカニズムにあります。

マイクロファイバーは、
「引っ掛けて回収する」素材構造です。
一本の繊維を「何十にも裂いた」構造で
これを スプリット構造 と呼びます。
裂かれた繊維は
・三角形
・星形
・くさび形
などの断面になり、
その隙間が 水を吸い込む通路 になります。
つまり、
繊維そのものがスポンジのような構造 を持っていますが
乾いた状態では、
繊維が鋭く立ち上がる状態となります。
マイクロファイバーは
極細繊維の隙間に水を引き込む
毛細管現象によって水を回収します。
ただし、乾いたクロスは吸水が強すぎるため、
水膜を一気に奪い、
途中で「ギュッ」「キュッ」と引っ掛かりやすくなります。
これは水膜が切れ、摩擦が増えている状態です。
撥水コーティングは水が丸くなりやすく、
均一な水膜ができにくい特徴があります。
そのため、
・水が残る部分
・水が切れる部分
が混在しやすい。
この状態で乾いたクロスを動かすと、
滑る → 引っ掛かる → 滑る を繰り返し、
摩擦が急増します。
これが高撥水車特有の「ギュッ」とした抵抗感の正体です。
どれだけ丁寧に洗っても、
黄砂・花粉・ミネラル・微細な砂はわずかに残ります。
乾いたクロスはそれらを押し付けやすく、
結果として拭き取り時に傷が増えます。
だからこそ重要なのは、「摩擦を増やさないこと」
クロスを濡らして固く絞ると、
繊維に適度な水分が残り、
・滑りが良くなる
・水膜が安定する
・摩擦が減る
・拭き傷リスクが下がる
という状態になります。
乾いたクロスが水を「奪う」のに対し、
濡らしたクロスは水と一緒に滑らせながら回収します。
この違いが塗装への負担を大きく左右します。
クラフトワークスゼンでは、
水を「汚れ」ではなく
摩擦を減らす潤滑剤として扱います。
洗う・流す・拭く。
すべての工程で水を味方にすることで、
塗装への負担を最小限に。
濡らして絞ったクロスを使うのは、
その理論に基づいたプロの基本動作です。
・乾いたクロスは摩擦が増えやすい
・高撥水車ほど抵抗が出やすい
・洗車傷は拭き取りで増える
・濡らして絞ったクロスは摩擦を抑えられる
だからこそ、
最適なのは「濡らして固く絞ったマイクロファイバークロス」
ZENでは、
「水を味方にする」
という考え方を大切にしています。
知っているだけで、
仕上がりと塗装の寿命が大きく変わります。
意外と知られていないマイクロファイバークロスのお話でした。
では動画で摩擦音を聞いてください。
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