カテゴリ: 日々の出来事
昨日、ナノシリカクリア塗膜まで形成したBMWのコーティングです。
ナノメタル配合の硬化型ガラス層の皮膜乾燥時間中のアップです。
この皮膜は水性化されベースクリアのオバーコート専用に設計されたもので
代用品はなく特別なものです。
単体でも施工できます。
しかし、当店は研磨後ガラス層のみを形成する施工ではありません。
現代の塗装は従来のガラス系コーティング剤は
適応できない状況となりました。
分散するための溶剤で塗装が痛んでしまいます。
膜厚と光沢が出るコーティング剤が今の主流ですが、
形成される皮膜はシリコーンと総称される有機ガラスが主となります。
完全無機のガラスコーティングにはない膜厚と光沢が特徴です。
そのほとんどは本来コンクリートなどの耐久性を向上させるために
コンクリートに浸透し隙間を埋めることで水分の浸透を防ぐ目的で作られた
無機塗料と呼ばれ重ね塗りで厚みをだし高密度にします。
それを自動車用に改良しています。
しかし実際の車の塗装面で膜厚を出すためには、
塗り込み、乾燥、そして重ね塗りを繰り返す必要があり
費用的にも時間的にもお勧めは出来ません。
何十年も維持する必要のある建造物と違い、車はそのサイクルも早く
何よりも美観を優先する必要があります。
一度のコーティングで汚れない傷つかないが理想ですが、
実際はその反対で、如何にアフターケアで皮膜を維持できるかとなります。
痛んだ被膜は再度、軽く足付けしクリア補充で再生可能です。
際施工に塗装ごと皮膜を削るガラスコーティングにはない
性能を持ちます。
必要な場合クリア補充後、トップコートをすればベストとなります。