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ようやく届きましたハリアー。
洗浄中・・・養生ビニール貼ってるけど、
洗車にも順序がありまして・・・。
注文から納車まで随分と待ちました。
最近は国産車でも数か月以上も納期待ちの
車種もあり、何かと大変です。
大変と言えば202ブラック。
この色は当店の様なディテーリングショップでも
上手い下手がこれ程分かりやすい色はありません。
言いかえればこの色こそ、作業者の技量や
ノウハウが試される色は、他にないと言った感じかな?
例えば洗車。
新車と言えど雨風にさらされ、港やフェリーでは
塩も浴びたり、販売店に届くまでは結構汚れています。
時に、通常の洗車では取り除けない染みや、
場合によっては、塗装の陥没や変形もあり、
どうせ磨けば良いだろう・・・的な作業者では
磨きすら、ろくに行えません。
そして磨き・・・いわゆる研磨作業。
なんで?・・・新車なのに削る必要があるの?
有ると言えばあるし、無いと言えばない・・・。
新車も製造ラインや搬送過程で多くの人手が加わり、
小傷が発生します。
メーカーでの部分磨きで、研磨傷も存在します。
修正傷や小傷は磨いて無くします。
こんな感じに!
では傷の無い個所はどうなの?
これは、メーカの塗装仕上状態やお預かり時の
状態で、必要があれば行います。
艶が鈍かったり、塗装のミストや粒状感があれば
磨くと平滑で滑らかな光沢となりますので重要です。
所が、202ブラックは、状態が良ければ
艶も十分あり、粒状感もありません。
下手に磨くと、余計汚くなります。
別のお車ですが、こんな感じ・・・専門店でのコーティングです。
当店の倍もする施工料にも拘らず
これで仕上がりだそうです。(汗)
お客様が気の毒で仕方がない・・・。
これは、極度に下手な作業ですが、
お客様の中には、分からないままや、
我慢してる方や、諦めた方や、色々おられるでしょうね。
更に、一見綺麗に見えても、一度でも磨いた202は
黒味はワントーン鈍くなります。
研摩する以上、避けられない事でもあります。
しかし、磨く理由が無くても、きっちり下地作らないと
コーティングは密着しません。
でっ、結果、他に方法が無いから研磨材で磨く。
一時的には研磨剤で傷が埋まって見えなくなり
コーティング以降に化けの皮が剥がれる・・・。
そして研磨傷だらけ・・・。
これが未だに行われる、旧態然とした作業法です。
これを当店が修正すると・・。
当店も、傷の処理と下地調整として
機械を使用し全体を磨きます。
でも、研磨傷など存在しません。
新しい世代の加工法。
ディテーリングの重要ノウハウの大半が
この202ブラックから生まれます。
言いかえれば、202ブラックがまともに仕上がらない
作業では、他の色はもっと汚い仕上がりと言えますね。
202は、言い訳できないほど、良し悪しが丸見えですので。
真っ黒です。
何もないから、そっけないほど黒いだけ!
全身艶々のピアノブラックです。
1層目の密着層の終了。
これより本施工開始です。
デリケートな塗装ゆえ、スプレー方式で丁寧に施工します。
施工法も塗装状態に合わせ適正を取りますので
自身をもって仕上げております。