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塗装は大きく分けて2種類あります。
クリア塗装を持つ2コート以上の塗膜。
クリア塗装を持たないワンコートの塗膜。
どちらもメリット、デメリットがあります。
クリア塗装ありについて・・・
クリア塗装の劣化実例。
塗装の弾性が失われクラッキングが発生したもの。
クリア層とカラー層の結合が無くなり剥離した状態。
クリア塗装が施された塗膜の耐久性は高く、光沢の持続性も高いです。
クリア層はトップコートとしての性質に特化し高密度層となるため、
水分や汚れの浸透を防ぐ機能が向上しカラー層を保護します。
デメリットは、下にあるカラー層が色あせてくると元に戻せない点となります。
クリア塗装無しについて・・・
顔料が色あせ、粉上のチョーキング劣化を起こした状態。
片側は、磨き処理で劣化層を研磨したもの。
一方、クリアのない塗膜は、顔料そのものが直接劣化しますので
短時間での劣化や色あせがおこります。
メリットとして、磨く事で色あせた層を削り、鮮やかな状態に戻せます。
現在は、ほとんどの乗用タイプのお車は、クリア塗膜となります。
コーティングを施工するには、塗装の性質と、特徴を理解する必要があります。
各メーカの塗装最新データーは、意外とシークレットです。
ましてや性質は作業するまで分からない場合もあります。
とは言え、塗装の基本原理が分かっていれば、最も適した作業を選択できるし
作業中に特性はつかめます。
この辺が経験なのですが、コーティング剤の性質により
塗装タイプに適合しない場合があることも事実です。
それらを踏まえ作業を行う必要があります。
次回に続く・・・徳島クラフトワークス・ZEN