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時間と共に劣化するヘッドライトは早い物で3年をめどにみすぼらしくなります。
量販店などで買ってきたレンズクリーナーやコート剤、ガソリンスタンドや車屋さんで費用を出して試したけど、数か月もしないうちに以前と同じ症状が再発し、何度やり直しても同じことの繰り返し・・・と言うお話も多々ありますが、それらはあくまでも簡易的な物であり、残念ながらその場しのぎとお考えください。
ヘッドライトにはハードコートと言う透明度の高い保護塗装が施されており、ポリカーボネイト自体が劣化した物は殆ど見受けられず、劣化したハードコートを取り除き、再度、ハードコート処理を行う事で解決します。
ご自身で満足できるリペアを行うのならば下記の準備が必要です・・・。
①特殊ペーパー800番、1000番、1500番、2000番、2500番、等
②研磨剤、脱脂剤
②各種ポリッシャー、エアーツールの場合コンプレッサーも必要
③再コーティング用の塗料
④作業環境、知識、技術、時間
が必ず必要となります。
この時点で、余程の磨きマニアでもない限り、専門店に依頼した方が確実かつ安くリペアできますね。
では具体的に実例を挙げてご紹介。
①コンディションチェック
かなり劣化が進み、現時点では車検時は高度不足で合格しないレベル。
②サンディング
劣化した表面をペーパーの番手を粗目から細目までを段階を経て削りを落としていきます。何処まですれば劣化範囲が取り除けたのか?、仕上がりに影響する深いペーパー目を残さないようにサンディング出来ているのか?など技術的にも重要な経験を要する工程です。
③ポリッシング
サンディング後のすりガラス状の白濁した状態から、透明なレンズに仕上げる研磨工程。ここでの注意点はサンディング時のペーパー目が残っていないか?ポリッシングによる研磨目はないか?等の細かな仕上げを要します。
④再コーティング
ライト周辺を養生し、低圧の専用スプレーガンでムラの無い塗膜を形成します。
⑤乾燥、仕上がり確認。
乾燥後、細かなゴミなどが混入していれば専用ペーパで取り除き研磨仕上げを行い、トップコートを施工し完成します。
この様なプロセスで新品同様に再生します。
正し、時として、ヘッドライト内部の白濁や、水滴跡や曇りは取り除けません。この場合、殻割と言う別の作業が含まれますので、リペア費用は高額となるため、新品もしくは中古品への取り換えをお勧めする場合がございます。取り換え等も全て当店で行いますので状況判断でご案内いたします。
費用は両側税込37,800円~となり車種、形状、状態等で価格は変化いたします。
カーディテイリング専門店クラフトワークスZEN