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さて、今回はバッテリーのお話。
当店の様なカーディテーリングショップでは、ドアを開放したまま洗浄やエアーブローなどの作業時に、車種によってはバッテリーの電力を消費する作業があります。
当店ではその様なバッテリーの消耗を専用の充電器で再充電するのですが、近年のお車の大半に「アイドリングストップ」などの省エネ機能が付いていますね。
今回は、お客様から「アイドリングストップのランプが点灯する」と言ったご連絡を頂き、バッテリー交換をしました。
近年は同サイズのバッテリーのタイプも3種類あり、
①通常バッテリー
②充電制御車両用バッテリー
③アイドリングストップ車両用バッテリー
となり、何でも良い訳ではありません。
特に②③に関しては、通常のバッテーリはNGです。
手前がアイドリングストップ車両用。
奥が充電制御車両用。
通常の車ならエンジン始動後、オルタネータ(発電機)はエンジンがかかっている間バッテリーを充電してますが、②③の場合バッテリーを常に充電していません。
燃費を良くするために、必要もないのにバッテリーを充電するのは燃費を低下させますので、通常は充電を行わず、バッテリー容量が80%以下になると充電を開始する制御を行っています。
更にアイドリングストップ車両は、より細かくバッテリーの状態を監視し、
アイドリングストップをする条件・・・
①エンジンが暖機後
②パーキングブレーキが解除されている場合
③バッテリーの容量が十分ある場合
④専用バッテリーである場合
とザックリこんな条件で、燃費の向上を行っています。
通常バッテリーでは正しく制御機能しなくなりますので専用品となるわけです。
言い換えれば、アイドリングストップ機能が働くようならバッテリーは健康ですが、同時にバッテリの負担も大きいのが現状です。
バッテリーの容量などが満たされないい場合、この機能は使えなくなります。
更にバッテリーの性能が低下した場合、アイドリングストプランプが点灯したり、インジケーターなどに注意を促す指示が出たりと事細かく制御しています。
もし、エコカーにお乗りの方で、最近アイドリングストップが効かないとか、点滅してるとかならバッテリの交換もしくは点検をお勧めします。
新車から3年目でのバッテリー交換は基本中の基本なので、初回車検での交換が理想です。
交換時は、現状の車両が記録している情報がリセットされないよう、バックアップ電源を用意しバッテリーを交換します。
故障診断機をつなぐOBD-2のポートにバックアップ電源を専用ハーネスで接続し供給してます。
ついでにイモビライザーキーの電池も交換しときました。
今回はボディーワークではありませんが、これも重要なカーケアですので、ご参考になれば幸いです。