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明らかに変化してきた塗装事情・・・。
柔らかい塗装の問題もしかり・・・硬い塗装はこれはこれで難しい。どちらも結果的には仕上がるのだけれど、その過程でいくつかの課題も・・・。
今は良くても、いずれ満足できなくなるのは目に見えてる・・・。
こうなると自分では今までと同じなのである方のお力を拝借。
既に対策は出来ている・・・待ってました・・・と言うか流石・・・研磨はバランス。
改めて研磨粒子(石)から見直して、それに適合するバフ(素材)も新たな物を。
最終仕上げに適したバフも一から見直して・・・後は自分で特性が理解できるまで訓練。
逆も真なり・・・。
既にテスト用のメーカ純正オリジナル塗装パネルも準備できてるので届くのが待ち遠しい。
基本作業は今のままで十分すぎるのだけれど時間短縮は色々な意味で優しい。
コーティングばかりが表に出るけど、コーティングなんて最後の最後にムラにならない仕上がりならそれだけの事。
肝心なのはコーティングは、塗った後から時間と共に化学変化により液状から個体に変化する。
この過程で引き起こす下地(塗装)との境界にある現象が起こる。
時として濡れ性が目ない要因にもなる・・・。
これは見える環境でも時間を置かないと判断できない難しい現象。硬化被膜の要因の一つなのでプロでもとても難しい事かな?
薬で言うところの副作用に似た感じ?
時に数か月後に見える物もあり、その為にテストパネルや実車施工でデモ作業を行い検証する。
教わって分かる物でも無いし、自分の眼で見て何が原因なのか把握できないとダメ。
最も見かけるケースでは、コーティングと塗装の密着不良や塗りムラが施工後時間と共に現れる事。
見たらどんな作業でどんなタイプのコーティングをしたのかは検討が付く・・・。
下地の研磨不良によるバフ目が、施工直後より時間とともに出てきたり、白浮や白濁等の硬化後にしか判断できない施工結果が露呈します。・・・ってか、これがその素材や作業内容の限界なのかな?
この時点で施工者の手を離れているので知らないまま時は流れ・・・。
これらの内容を画像と共に記したものが最後にリンクあり。
自身の作業で、この様な事が起きない為にも、答え合わせの検証はいかなる時でも行わなければなりません。
お客様の車でミスが起きない為に・・・。
研摩は何処まで行っても摩耗しかありませんが、研摩でしかできない事もあります。
言い換えれば、どの範囲まで研磨したら良くないのかはプロなら分からなくては危険です。研磨で変化する塗装を理解し、研磨で低下した強度や密度を補充する意味合いでもコーティングは必用と考えます。
全ては理屈があり、それぞれの素材が持つ特性を知ることで、奥深くにある満足できる仕上がりと、その後の安心感につながる作業を幾つものケースを元に理解する事が重要です。
突き詰めると正直しんどい・・・夢でも磨いていたりします。
でも仕事だからとかではなく、プロとしての意地がモジベーションかな?
誰もそこまで言わないよ・・・って言われるけど、自分が納得できないと人生が無駄。
真逆を行く画期的な物は見当たりませんが、少しずつ先へ進んでいます。
削るけど削り過ぎない、相反する要素をより速く美しく・・・。
素材が届くまでイメージトレーニングが日課になりそうです。(笑)
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