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非常にレアな車体をお預かりです。
ルノー社のミドルサイズクーペ・ラグナ。
エレガントなデザインが醸し出す美しい造詣がヨーロッパならではのクーペ。
この車体は右ハンドルのUKモデル。
見るほどに美しいデザイン・・・研磨後のワンカット。
レアすぎて一般での認知はありませんが、日本国内に何台あるのだろう・・・。
多分、指で数える程度かな???
ふと思い出したのは、個人的に好きだったプジョー406・・・名門ピニンファリーナがデザインした美しいモデルでした。
かって友人の愛車で、ボディーも磨き上げ、車体も色々改造したな・・・。
今は懐かしのテクノマグネシオのホイールも装着したり・・・その後ミッションがブロー・・・。
ヘッドガスケットからもオイル漏れもあり、距離も伸びてたし見切りをつけてアウディーA4アバント・Sライン・クワトロにチェンジ・・・懐かしい頃を思い出しました。
私はと言うとチューンド・ロータリーでガンガン走ってた頃・・・FD3Sも未だに美しい・・・(笑)
ともかくラグナクーペの全てのプレスラインが一筆でつながるシンプルかつ精悍なラインを見ていると、車って「魅せる存在」なのだなと改めて感じます。
このデザインに当店の光沢と質感が加わればどんな表情になるのかな?
と言いながら初期洗浄は細部まで事細やかに・・・ここでの手抜きは後からの修正を呼び大幅な時間ロスと仕上がり不良に繋がるので丁寧に。
画像は研磨工程。
余計なスポットを消し見たい個所を重点的に・・・特にサイドパネルや下面部の研磨では、強烈な天井照明が逆光になり目がくらむのでお休みいただきます。
私、左腕がピルピリしてますが優雅な気分で磨いています。(笑)
この辺のラインはこの車両の大きな特長なのですが、磨いていくと光沢で光の反射が眩しくて、つい小傷も見落としがちになるので、ここでも部分的に光を当て曲線に従い適切な機械研摩を行います。
浅い傷、深い傷、円を描いた傷様々・・・どこまで消し去るかは塗装と相談。
仕上がり基準は、私の独断ですが納得するまで行います。
研磨後・・・。
さて、急がば回れ・・・焦ってする仕事でもなく、時間に縛られる物でも無く、かと言って無駄な時間はヘボいだけ・・・仕上がり重視の最短ルートで艶の鎧をまといます。
ナンバーとナンバーホルダーはリベットを切って取り外しました・・・ホルダー錆びてたので塗ります。・・・ナンバーは再封印するだけの話なので・・・。
完成までの折り返しが見えてきた。
では明日。