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ご自身のお車に、この様な症状はございませんか?
どれだけ洗っても、油膜取りで頑張っても落ちない汚れ。
実は汚れには性質があります。
分かりやすく言えばアルカリ性とか酸性とかいう奴です。
基本的にはpH(ペーハー)は1~14で示され、7が中性とされています。
身の回りでは、胃酸が1~3程度で酸性、血液が7.5~8程度の弱アルカリ性、ミネラルウオーターが5~8で酸性から弱アルカリ、炭酸水が4.5程度の酸性となっています。
で、窓ガラスの付着する頑固なウロコ汚れは水に溶け込んだ、ミネラル成分が主となりアルカリ性です。同時に油膜もあり嫌~な撥水状態です。
なので酸で溶かしましょう・・・的な情報ありますが、リスクばかりが先に来て大した効果も期待できない場合が大半なので、コーティング面のスケール(ウロコ汚れ)を除去するリムーバーの使用はお止めください。
同時に酸で溶かす場合、ガラス(無機物)、ミネラル汚れ(無機物)が完全に結合した場合、その結合した接点は、ガラスとミネラルが混ざり合う混在した界面が存在し、ミネラルを溶かす成分は同時にガラスも溶かすため、ガラス面に大きなダメージを残す場合があります。
プロは適度に調整した酸でミネラルを除去、もしくは軟化させ、その後ガラス専用研磨剤と機材を使用し平滑で研磨傷のない丁寧な研磨を行います。
これは悲惨です。すりガラスと化し、お車全体がウロコ病です。
復活!(ピントはガラス面)透明度も復活。
ココでプロの世界でも差が出ます。
中古車で見かけるケースですがガラス面にチリチリと研磨傷が残っているものが見受けられます。
その様なガラスは、傷に汚れが引っかかりやすく、見た目もさる事ながら汚れが固着しやすいため短期間で汚れます。
綺麗で健康な窓ガラスは水を一切弾かない親水性質で、水に溶け込んだ汚れ成分が、乾いた際に汚れの成分だけが取り残され染みになるため、親水性のガラスは同時にミネラルとも仲良しで、すぐに汚れます。
などの理由から、ガラス研磨の後の洗浄では水道水のミネラルはご法度なので、ココでも純水が必要となります。
純水で洗浄中の研磨後のガラス面。水が完全な膜になりどこにも弾かれる箇所がない無垢な状態です。
でっ、ガラスの超撥水加工を行いガラスの防汚性を強化します。
文章で書くと長々となりますが、それぞれの汚れには理屈があり、理解することで発生を抑えたり対策できたりします。
しかし固着した汚れや劣化面は、最終的に研磨するしかありません。
虫歯もそうでしょ!
なので研磨は最終手段です。
そうなる手前で防ぐのが正しい選択です。
「予防洗車」・・・これからの新しい洗車のご提案です。
コーティングしてあるから大丈夫ではなく、綺麗にお乗りいただくためには保護としてのコーティングと、防汚としての予防洗車が後の大きな差となります。
実は・・・当店に洗車でお持ち込みいただく方、当店の「正しい洗車の方法」を実践して頂いてる方は既に「予防洗車」となっておりますのでご安心ください。
では「予防洗車」とは何かは次回です。
キーワードは新陳代謝!
あの手この手で「きれいなクルマのある暮ら」しをご提案します。