カテゴリ: NEWS
H19年式レクサスLS・・・ヘッドライトの劣化でお悩みでお預かりしました。
状態としては、黄ばみ、濁り、剥がれ、クラックとヘッドライトならではの劣化です。
原因は紫外線と酸化ですが、防ぐ手段としては新車時点でプロテクションフィルムで保護が最大の棒業です。施工後は3年から5年程度でフィルムの張替えが理想ですが、今回のように劣化した場合はリペアにより可能な限り綺麗に復活させます。
リペアで最も重要なのは下地つくりで、出来栄えの8割はここで決まります。
特に今回は微細なひび割れが全体に発生しており下地作りを徹底的に行いました。
クラックはライトを点灯するとよくわかります。
白く全体的につぶつぶしたものが全て微細なひび割れです。
下地作業中。
でっリペア後。
これが・・・
こうなりました。
しかし事実もしっかりとお伝えしなくてはなりません。
表面は余程のことがない限りほぼ新品同様まで仕上げることができますが、内部の濁りや劣化はどうしようもありません。内部の状態が悪い場合は交換をお勧めし、ご希望とあれば新品もしくはコンディションの良い中古品の手配も行います。
ちなみに今回の作業では内部の劣化はこんな感じで点灯時にボヤッと内部の曇が出てきますが消灯時では気になりません。
先のクラックはリペア後は見当たりませんね!
内部の曇は湿気や油膜によるもので残念ながらこれを防ぐ手段はありません。
新車保証期間中ならクレーム対応も望めますがいずれ同じことの繰り返しで、そうなると現物の「殻割り」という高額な作業費用となるので悩むところです。
ただ消灯時は気にならないので今回は上出来です!
でっ、エンブレム。
リペア後。
リペア作業はハードコートそのものを再施工しています。
簡易的なその場しのぎでもなく、ボディー用のガラスコートを塗るとかでもなく、専用のUVカットリペア剤を使用した作業ですので、紫外線対策もバッチリです。
そもそもガラスコートに紫外線遮断機能は無いに等しいのでこの場合は無意味です。
当店は新品もしくはそれ同等の状態ならプロテクションフィルムで保護、劣化状態ならリペア作業を行い再ハードコート加工を行います。
ヘッドライトの劣化は諦めないでご相談ください。
無駄遣いのないご提案を致します。