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3回前のブログで板金塗装修理に関してご紹介しましたが、今回も板金塗装に関してです。
まずはこの画像を御覧ください。
何らかの模様のような異常な痕ですが、実はこれは板金塗装時に使用した養生ビニールが張り付いて、この様な染みとなったものです。
この染みはある条件が揃うと必ず発生します。
防ぐ方法はその条件を作らないことです。
養生ビニール(マスカー)は塗装時には必ずと行ってよいほど使用する基本作業です。
塗装面以外に塗装ミストをつけないための作業なので欠かせない作業でもあります。
①周辺部品の取り外し
②作業パネル以外の養生
③傷んだ塗装を削りとり鉄板むき出しの状態にする。
④変形した鉄板の復元
⑤パテによる歪の修正
⑥下地塗装
⑦脱脂
⑧本養生
⑨塗装
⑩乾燥
⑪ゴミ取り磨き仕上げ
⑫組み付け点検
⑬洗車最終確認
⑭納車
と大まかにこれだけの工程を要します。
どれか一つ手を抜いても綺麗に仕上がりません。
車にとっては扱い次第では染みや傷を招くリスクだらけの工程となります。
残念ながら染みや傷の気になる基準(程度)は、人により大差がでますので、雑な基準に当たると後悔するしかありません。
ここまでハッキリと広範囲で染みがあればすぐに気が付きそうですが、多くの人は修理箇所に気が行って他の箇所に問題が発生しているとは思いもしません。
しかも今回は時間が立っているため、塗装を削る選択肢しかありません。
健康で削る必要のない塗装を削る羽目となり辛いですね・・・。
「木を見て森を見ず・・・」作業者が忘れてはらないことわざです。
塗装のトラブルもご相談ください。