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オーナー様、おまたせしました。
作業開始で既に研磨まで終了です。
作業の経緯はさておき、満足いただける仕上りに近づいております。
さて、研磨とは読んで時のごとく「削る」作業です。
塗装研磨は非常に繊細で、ある一定以上の研磨を行うと見た目の綺麗さとは裏腹に塗装は弱くなります。
そうならないように研磨する必要と共に、研磨後にはそれにちなんだコーティングによる塗膜の強化は必ず必要です。
ところが、皮肉なもので研磨の内容次第では、重要なコーティングの密着を妨げます。
密着には化学結合と機械的結合があります。
塗装とコーティングの密着にはその両方の結合を行うため、塗装面に余分な何かがあれば、どちらの結合も弱くなります。
目に見えない密着工程は研磨と同じぐらいノウハウが有り、理論が整っていなければ適切な作業法すら見えてきません。
コーティングという目に見えない商品の難しさがそこにあります。
見えるものは綺麗かどうか・・・でも本当に綺麗なのはコーティング以前の段階で決まっています。
研磨の後は洗浄!
余分なものが混ざっていな洗浄剤と温水、純水、高圧洗浄で最終洗浄を行い作業は折返し地点。
洗浄後は密着工程。
久しぶりの左右対比ですが色濃い方が密着状態が整った塗装面です。
そして全体の密着作業が終わり検査・・・「順光で見る」・・・一見地味な照明の当て方ですが、非常に重要な確認で、のっぺりと均一な状態が正解です。
よく見るこの当て方「反射光」で見えるものとは違う色々なものが見えます。
綺麗とは目で見るものだからよりシビアに取り組んでおります。
ではオーナー様完成まで楽しみにお待ち下さい。