カテゴリ: NEWS
さて、ヘットライトの劣化で御相談いただきましたH24年式のヴェルファイア。
お車自体は十分綺麗で、まだまだこれからですが劣化したライトのままでは「傷んだ車の印象になるのが辛い」との御相談でした。
確かにそうですね・・・新車から3年もすれば劣化が始まりますね。
それ以外でも車検時は「高度不足」や「配光不良」などで車検を受からないケースもあります。
という事で今回はヘッドライトの劣化を可能な限り新品に近づけるリペアを行いました。
形状、状態により取り外しての作業です。
紫外線・・・これが主犯。
そもそもヘッドライト素材の「ポリカーボネイト」は紫外線に弱く、その耐久性を高めるために施されているのが「ハードコート」と呼ばれる専用塗装です。
これが紫外線で劣化してみすぼらしい見た目になります。
紫外線に非常に強いとされるボディーに塗られる塗装を塗れば良いように思うのですが、基礎となる素材の違い、硬化方法の違い高度の違い等の様々な要素で施工されません。
劣化しているのは表面のハードコートだけでなくポリカーボネイト層も同時に劣化しています。
なので劣化している表面だけを削り落としても直ぐに「黄ばみや白濁」と言った劣化状態に戻ります。同時に何らかの溶剤(黄ばみ除去剤やレンズコート)などを使用すると一時的には綺麗でも、すぐに表面が酸化し「黄ばみや白濁」の期間が早まります。
この作業では劣化したポリカーボネイト層をハードコートもろとも削り落とします。
荒研ぎから仕上げまで数段階で研磨を行い下地を作ります。
この研磨量は劣化の深度により変化します。
高い紫外線対応力を持つハードコートを再加工することで美しく防汚性の高い皮膜を形成します。
ポリカーボネイト特有の伸縮にも追従し透明度の高い仕上がりとなります。
屋外保管で3年から5年の対応力です。
本体に取り付け、点灯確認を行い完成です。
今回はレンズ内部の劣化や汚れが殆どなかったのでほぼ新品レベルまで再生できました。
お客様にも喜んで頂けて良かったです!
ヘッドライトの劣化でお悩みの方は先ずは御相談下さい。
価格は税別25,000円~となります。
費用は状態、形状、作業難易度により変化しますので現車確認でお見積り致します。