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さて、完成しましたエブリーワゴン・・・。
今回のご依頼は、どうにもならない雨染みだらけからのリセットコースでした。
新車時、ディーラーコーティングを施工しており、大切に乗っていたものの、いつの間にか雨染みだらけになりこの度のご依頼となりました。
染みは米粒ぐらいのサイズが全面に発生し、当店のケミカルでも大半が残りました。
バイザーの裏側もびっちり染みが・・・表面は既に処理した後なので裏面だけでこの状態。この染みが全体に発生していたので悲惨です。
でも、ケミカルで取れるものは取り除いてスッキリ!
ステンレスパーツも染み・・・ケミカルで白く反応。
除去・・・隅に少し残ってるね・・・もう一回!・・・このように地道に取り除きます。ケミカルは良い仕事します。
雨染みの原因は、付着した汚れに雨が降り、水玉に撥水した形のまま雨水に溶け出した汚れの成分が乾燥しリング状の染みとなり、酸化することでコーティング面を侵食!
結果、侵食された雨染みを取り除くには研磨による除去となります。
窓ガラスも撥水するのに染みだらけですが、塗装に比べとても硬い素材なので、侵食による陥没にはそうそうなりません。事実、深い陥没痕もありこのまま時間とともに全体がマズイことになる・・・。
劣化因子は健康な塗装にも連鎖的に悪影響を与えます。
箱の中にカビの生えたミカンがあれば他のミカンもカビだらけ・・・有機物の劣化とはそういうもので、同じことが言えるのです。
オーナー様と相談して優先順位は既に侵食が始まっている塗装面のリセットを行いました。
ルーフで特に侵食の深い箇所は塗膜耐久性を考え、バランスを取り仕上げております。
残念ながらディーラーのコーティングの一番多いトラブルで、雨染みになった時点で選択肢は研磨しかありません。
初期段階でも取り除けない場合も多く、コーティング自体が酸化しやすい性質なのかもしれませんね。
わざわざ取り寄せてまで取り扱わないので良くわかりませんが・・・。
スッキリ仕上がり当店のコーティングで完了。
哀れな雨染みだらけにはなりませんのでご安心を!
コーティングがどうこうでは無く、正しい情報こそ全て。
情報が氾濫している今だからこそ、そこが重要です。
では、次回のお預かり時には、窓ガラスのリセットを行いますのでご安心ください。
この度のご依頼心より感謝申し上げます。