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さて、只今作業進行中のクラウン。
馴染みのお客様の息子さんのお車です。
今回、中古車をご購入ということでお預かりいたしました。
走行も短く内装も綺麗で装備も充実ですが、塗装コンディションは問題あり。
全体が白ボケて艶も鈍くガサガサした状態でした。
塗装面の酸化も目立ち、いわゆる酸性クレーターってやつ!
染みの上に染みが重なり積層化し、深い劣化痕が上面(ボンネット、ルーフ、トランク)とひしめき、陥没箇所に微細なヒビ割れも確認できました。
白くポツポツと点在するのが劣化痕。
細かいこと言えば切りが無いのですが、汚れを取り除き、研磨で面を整えていくと見えてくるリアルな劣化状態。研磨後の最終洗浄を終えた時点でオーナー様に現状をご確認いただき、このままコーティングをするのか作業を中断し再塗装に移行するのか?を判断していただきました。
この段階ではどちらにも振れますので。
コレばかりは私個人の判断で作業は進められないのでご足労願いました。
結果、悩んだけど「コーティングで作業続行してください」・・・「了解です!」
塗装には劣化する条件と要素があります
全ては塗装面に付着した汚れから始まります。汚れの度合は特に問題ではなく、汚れの性質と付着期間です。
付着した汚れは熱(赤外線)や紫外線にさらされ、酸素と結びつき状態が変化します。
塗装より先に酸化したり劣化することで塗装も引きずられて劣化します。
コーティングを土台に、洗車を行うことでリスクは最小限に抑えることが出来ます。
肝心なことは正しい情報です。
と、いつもの話の脱線ですが、お客様に途中経過を確認していただき現在ベースコートまで完成。
洗浄後はプライマー処理として密着層をポリッシャーで締めくくりの研ぎ。
そこからのスプレー方式での硬化層の塗布。
全体的には非常に綺麗になりました。
あとはトップコートを含め最終仕上げです。
ちなみにエンブレムは取り外しての作業です。
では週明けにはお返しできますので今しばらくお待ち下さい。