カテゴリ: 塗装とコーティング・・・徳島県カーコーティング専門店クラフトワークス・ゼン
塗装はいわばマイクロ粒子の集合体です。
その粒子が網の目状に構成され分子間のつながり「架橋構造」も強く密度も高く安定しています。
しかし紫外線などの様々な影響を受け、徐々に分子間のつながりも脆くなり、密度も荒くなることで汚れの浸透によりくすんだり、水垢が取れない状況に陥ります。
新車当初は水も弾き良くコーティングしたかのような状態から、水を一切はじかず、艶もどんよりと表面もかさついた状態がすでに劣化状態です。
いくら汚れを取り除いても、紫外線の影響を受けている以上、改善することはありません。
更に時間と共に深刻な状態になり、末期は再塗装となります。
では、コーティングを行うと何がどのように変わるのでしょうか?
そもそも塗装の分子間の隙間は存在します。
問題はここに何が浸透したり貼り付いたりするかで、それが汚れなら劣化を引き起こします。
そうなる前に、あらかじめコーティングを施工することで隙間を無くし汚れの浸透を防ぎます。
これはあくまでもイメージですが、浸透した赤い個所をコーティングとすると、この上に更に皮膜を重ねます。
塗装が直接露出しないことで保護と防汚につながるわけです。
この様にコーティングは塗装を包んで保護するので過度の摩擦や、傷をつけると機能は低下します。
更に、コーティング上に汚れを付けたままにすると、コーティングに結合して簡単には取れない汚れとなり、価値も低下します。
この事から本来のコーティングは施工より一定期間の役目を終えると、リセットの意味からも磨いて役割を終え新たに塗りなおしてやるのが理想的です。
この期間こそ、保管状況、色、人により大きな差となるために、施工から何年でも綺麗な人もいれば、1年もしないうちに痛めてしまう例もあります。
「コーティングを長持ちさせる=車の塗装も良い状態」ですので、大切なのは「日ごろのお手入れ=洗車」となるわけですね。
本当のメンテナンスフリーのコーティングが出来れば最高ですけどね・・・
その分、洗車も楽しく、洗車後の満足感は全てのお客様に共通すると思います。
年末に向け、込み合いますので体調を整えて頑張ります!