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欧州車のモールの劣化・・・徳島県カーコーティング専門店クラフトワークス・ゼン(2020.02.01)

カテゴリ: NEWS

本日お返し致しましたアウディーですが、定番の劣化「アルミモールの腐食」を起こしていました。

 

そもそもなぜ欧州車ばかり腐食するのでしょうか?

 

 

【劣化はアルミの腐食】


その昔から欧州車のモールには「アルミニウム」が使われます。

理由は定かではありませんが、リサイクルの関係やコストと加工性の問題からなのかはともかく、高級車程モールは劣化するアルミを使用します。

 

アルミニウムと言う素材は、酸にもアルカリにも反応し腐食するので、その対策として「アルマイト処理」というメッキのような酸化アルミの保護膜で加工することで耐候性を高めます。

 

 

本来アルマイト加工された状態では早々腐食はしませんが、車という性質上、様々な汚れが付着し雨染みなどが腐食が始まります。

 

お手入れをしていてもです・・・。

アルマイト自体が人工的に作られたアルミニウムの酸化膜なので、元をただせばアルミの表面を、すでに酸化したアルミの膜で覆って保護しているため、膜が傷んでくると白濁した錆となりますので根本的な解決には至りません。

 

その逆、国産車はステンレス製のモール素材を使用するので錆びることはありません。

 

 

 

【今までの対策】


一度、錆びるとお客様ご自身では想像以上に手におえない物で、初期段階の腐食でも満足できる仕上がりには至らず、ご相談いただくケースが多いです。

更に、いったん綺麗になってもしばらくすると再発しますので、コーティング等で保護する必要があります。

しかし通常のボディーに施工するコーティングでは定着する素材が異なるため、金属やアルミなどにも定着する専用の金属コート剤が必要となります。

保護期間は2年前後(塩害のある地域では1年以内)

 

 

【最も有効な解決策】


現状で最も有効な方法として、プロテクションフィルムで保護するのが最も有効です。

 

プロテクションフィルムの特性として、密着性が高く厚みと強度を持ち合わせているためモールの表面が直接の外気や汚れにさらされない点あります。

見た目も透明で滑らかなため外観上の違和感もなく、剥がさない限り長期間の保護効果がもたらされ、お車の車種ごとの専用データーによるフィルムカット行い施工するので精度の高い仕上がりと保護が行えます。

 

 

【すでに劣化した場合】


劣化状態の度合いにより判断いたします。

劣化状態では3つの選択肢となります。

 

①腐食を取り除きプロテクションフィルムで保護

②腐食状態のままカラーフィルムで隠ぺい

③新品交換の後、プロテクションフィルムで保護

 

①のケース

このケースでは、軽度の腐食に限られ、腐食の著しいものは適しません。

 

②のケース

このケースでは、状態次第では腐食がすべて取り除けない場合と、腐食が深い震度に達しており、アルマイト層自体が無くなり、アルミ素地むき出しとなる恐れがあります。

アルミリペアのコストと、仕上がりリスクを総合すれば、腐食した現状のまま、カラーフィルム(ラッピング)でイメージチェンジを兼ねて施工するのがお勧めです。

 

③のケース

このケースでは、純正の外観に拘りのある場合に限られ、最もコストのかかるケースです。

 

どのコースもお客様のご希望により選んでいただきますが、劣化する前に手を打つのが本来重要な事です。

 

 

このブログをご覧いただいた方で、今後に不安があれば、早急にご相談ください。

一度腐食が始まると、あっという間に広がりますのでご注意ください。

 

 

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