カテゴリ: NEWS
さてメンテナンスのご紹介です。
平成28年3月に施工させて頂いたエスクァイアの202ブラックです。
補充メンテナンス完了です。
今まではケミカル洗浄を中心としたクレンジングメンテナンスでしたが、今回は小傷が気になるとのご依頼でしたので皮膜補充面メンテナンスを行いました。
補充メンテナンスの特徴は研磨で傷を削って無くすのではなく、皮膜で覆う事で埋めていく塗装にやさしい手法です。
傷が気になるからと、その都度コーティングと塗装を削るのでは塗装は薄くなり耐候性も低下します。
極力現状の膜厚を温存しつつ傷を修正し黒々した状態に戻すことが補充メンテナンスの目的です。
今回のように傷が気になるという事は、今後も同じ状況になる事は想像できますので、、何年もお乗りになる為には塗装を薄くしないというのが重要ですね。
そもそも、コーティングに厚みがあっても、削った段階でコーティングが残っているかどうかなど見る事も出来ないので、そのような曖昧な作業より、膜を重ね塗りするという作業の方が分かりやすい!
こんな感じで・・・半分塗りこんで・・・
塗りこむ前の個所はこんな感じで小傷。
この様な傷の補充は無理です。研磨すれば薄くはなりますが、白く下地が出てる状態なのでどうしても気になる場合は再塗装となります。
全体の塗り込みが終わるとトップコートで完成です。
無数にある蜘蛛の糸のようなギラギラする細い傷が無くなるだけで、深めの傷がの残っていても全体でみると随分と綺麗に真っ黒です。
当然ですが屋外では傷も分かりずらく黒味が増し艶のある状態にしか見えませんので、見た目の印象は「黒光り」です。
この先もご安心してお乗りください。