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さて、気温も高まりそろそろエアコンの使用率も上がりますね。
そんなエアコンに関してですが、「内気循環」と「外気導入」の使い分けって何???
と言う話です。
実は非常に奥深い点もありますのでご紹介します。
車内だけで空気を循環するモードです。
メリット
※冷暖房が効きやすく燃費に貢献
車内の既に暖まったもしくは冷えた空気を再利用する為、少ないエネルギーで室温を一定に保てるためにエアコンの負荷も減り燃費に貢献できる。
※排気ガスなどの匂いなどが侵入しにくい
外気を取り込まないので車外の匂いも侵入しずらくトンネルなどの汚れた空気環境でも快適に走行できる。
デメリット
※空気が換気されない
換気されない為に人の呼吸で排出された二酸化炭素濃度が高まる。又、人の呼吸に含まれる湿度の滞留により冬場の窓ガラスの曇りの原因となる。
常に外気を室内に取り込むモード
メリット
※車内の空気が新鮮
常に新鮮な車外の空気が取り込まれるため二酸化炭素などの濃度が上がらない。
※ガラスが曇りにくい
冬場など外気の乾いた空気を取り込めるため車内の湿度が下がり曇りも低減できる為、A/Cを使用する頻度を減らせる事が出来る。
デメリット
※燃費の悪化を招く
夏は熱く冬は冷たい空気を快適な温度に調整する為、エアコンプレッサーの作動時間が多くなりエンジン負荷も増え燃費が悪くなる。
EVの場合は電力消費量が増える。
目に見えない空気なだけに見落としがちなのは「車内の二酸化炭素濃度」です。
ある調べを元にすると市街地走行の内気循環では60分後には車内の二酸化炭素濃度は6,000PPMを超えています。外気導入ではほぼ変化はありません。
この状態では疲労感の増加や、眠気や頭痛につながるらしく運転には適さない状態となるそうです。
結論から言うと基本的には外気導入で、臭いなどが気になるケースでは内気循環を自動車メーカーは推奨しています。
今時はポーレンフィルター(エアコンフィルター)も高性能になり、PMや花粉などの微粒子もカットしますので外気でも車内には新鮮な空気が導かれます。
私の車もオートエアコンで使用する際は基本的に外気導入にセットされます。
皆様のご参考になれば幸いです。
ちなみに・・・面倒な方はぶっちゃけオートにしておけばOK!
ちゃんちゃん(笑)
でっ、これからの時期はエアコン使用率が高まります。
春はエアコンの消臭を兼ねてエバポレータークリーニングをお勧めします。
洗車のタイミングで出来ますので気になる方はお知らせください。
私は年2回、春(3月)と秋(9月下旬)に行っています。