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さて、常連様のカングーの定期メンテナンス完成です。
フレンチカーゴとして人気の高いカングーも今期フルモデルチェンジで随分と印象が変わります。
何処かレトロでポップな雰囲気の現行デザインが印象的な故に、最新モデルのデザインは意見の分かるところです。
という事でオーナー様は今のデザイン派なので、「出来るだけ長く今のカングーを乗りたい!」とご希望されていますのでメンテナンスも重要ですね。
今回はヘッドライトの劣化も目立っており、ヘッドライトリペアを行いプロテクションフィルムでさらに保護します。
黄ばみ、微細ひび割れ、ハードコートの剥離・・・と見た目に分かりやすい劣化です。
幸いヘッドライトリペアは余程の劣化でなければ、レンズ表面は新品同様まで復元できます。
しかしそのままでは2年ほどで黄ばみや劣化が起こりますので、長期的にはプロテクションフィルムの施工が最も費用対効果の安い方法となります。
昔はクリアー塗装なども行っていましたが、保護と言う観点からはプロテクションフィルムには敵いませんね。
目の粗いドライペーパーから目の細かい物へ段階的に研磨します。
今回のスタートは240番から始まり2500番で仕上げです。
その後再ハードコート加工を行い一晩養生します。
プロテクションフィルムはデーターカットは用いらず、お得意のカバーカットで貼っております。
データーカットとカバーカットの使い分けは形状や貼りの条件で選択するので、その都度の決定となります。
余分なフィルムのカット中。
この後、エッジ部の定着と施工中にヘラで水抜き作業をした際のフィルム面の細い小傷を含め、熱処理をして綺麗に仕上げていきます。
傷は自己復元タイプの非常に優秀な素材です。
現在の物は20度前後の常温でも素早く消えます。
従来品は太陽光などの熱で傷からの復元をします。
いずれにせよ優秀。
完成。
カングーのヘッドライトは凹凸こそないけど3面の曲面立体形状・・・平面のフィルムを立体の形状にシワや折り目もなく貼りますので意外と難しいのです。
丸いものにラップをシワなく貼るのを想像してくれたら分かりやすいかな???
ではオーナー様、今後も大切にお乗りください。
今後もお任せください。
この度のご依頼、誠に感謝申し上げます。