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さて、ご紹介はアルピーヌA110。
こちらは独特の雰囲気を醸し出す純正マットカラーです。
今回は3層コーティングのご用命でお預かりしました。
コーティングは艶あり塗装よりシビアです!
只今コーティング2層目の乾燥中・・・
通常塗装よりも液剤の浸透(吸い込み)も多くそれだけに濃淡ムラも起こしやすく、かつ、ミスっても研磨でリセットも出来ない難易度の高い塗装です。
それは洗車の段階から始まります。
と言うのもマットカラーは本来なら滑らかに仕上がるはずの塗装表面を、あえてザラつかせる事で、すりガラスと同じ理屈で艶を無くしています。
なので、ザラつきが無くなり滑らかになると普通に艶が出てしまいますので、研磨できないのです。
その上、ケミカルに対する耐性も低く、時としてケミカル負けによる変色なども起こす可能性があるので、相当注意深く作業しなければなりません。
それは下地作業の段階で満足できる下地が作れないという可能性にもなります。
となると・・・コーティングは密着せず、後に「ムラ」として発現するのでそうなると手に負えません。
と言ったマット塗装にも安全かつ確実な下地を作るのが当店のノウハウですので、スムーズに作業は進行しております。
特殊なプライマー(密着)処理を行いコーティングは3層被膜となります。
ホイールも複雑なデザインで綺麗です。
こちらは取り外してからの下地作業、及びコーティングを行います。
コーティングはスプレーガンで表も裏も隅々まで施工しております。
組付け後は規定トルクで増し締めして完了です。
では明日、最終のトップコートで完成です。
オーナー様、楽しみにお待ちください!