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ハア~っ!
車が黄色いぞ!
黄砂や花粉は避ける事の出来ない汚れです。
では車にどのような影響があるのでしょうか???
黄砂には石英、雲母、長石などの一般的な砂に含まれる成分の他、炭酸カルシウムや硫酸アンモニウム他を含み「アルカリ性」を示す性質があります。
愛車のボディーに降り積もった黄砂に含まれる成分が雨に溶け出すことで、カルシウムイオンなどの成分が溶け出し塗装面にアルカリ成分が広がり、撥水系のコーティングの撥水も阻害されます。
そしてそれらが乾いたのちは「イオンデポジット」と言う白い固形物の硬質化した汚れとなり固着します。
特にガラスコーティングを施工にはより「イオンデポジット」ができやすい(固着しやすい)傾向があり、「ガラスコーティングは雨染みになりやすい」と言う事実もあります。
最も基本的な対処法はやはり「洗車」となります。
ここで注意すべき点は、「黄砂は硬い粒子であり研磨力を持つ」と言う点です。
なので洗車時に強く擦ったり、水で洗い流さずに拭き掃除のみの作業では塗装面に著しく傷を発生させるのでたっぷりの水と洗剤で摩擦を抑えて優しく洗うのが基本です。
しかしそれでもザラつきや染みが取れない場合は「スケールリムバー」を使用したケミカル洗浄を行います。
この場合、コーティングによってはスケールリムバーで分解されるものあるので使用できないケースも多くみられます。
花粉の被害で最も一般的なものが「花粉染み」です。
花粉の染みは時として洗車で取れない厄介な染みとなり、時として塗装を侵食したりもするとても迷惑な汚れと化します。
これには被害の度合いに応じた対応があります。
★軽度(洗車後にもかかわらずツブツブと残留が残り塗装面がざらついている場合)
この場合は80℃程度のお湯により花粉成分を分解します。
なるべく大きめのクロスやバスタオルなどをボディーにその上からお湯をかけ2~3分蒸らして花粉染みが無くなるまで繰り返します。
★中度、重度(軽度の作業でも染みが取れない場合)
お客様での除去は困難です。
専門店にご相談ください。
と言う感じです。
黄砂、花粉ともに言えるのは、乾いた状態では粉上の蓄積物ですが、一度雨などで濡れた後に残留が残った場合が厄介なので、出来るなら「雨降り前の洗車」「もしくは雨降り後の速やかな洗車」が理想的です。
いずれにせよ、黄砂や花粉の染みを長期間放置する事は、塗装に大きなダメージを残します。コーティング車両も油断は出来ません。
そしてお預かりのレクサスctのケミカル洗浄メンテナンス完了。こちらは以前「オールペイント」を行わせて頂いたお車で、その後のコンディションはご覧の通り極上です。
皆様のお役に立てる情報をお届けします。