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さて、今回は強烈な鳥フン。
お客様からのSOSです。
簡単な鳥フンなら電話で対処法をお伝えすればお客様でも綺麗に取り除けますが、何やら電話ではただならぬ感じだったので即ご来店いただきました。
これは強烈!
大人の手のひらサイズと子供の手のひらサイズがあちこちに・・・いわばルーフ半分が攻撃された状態です。
でも・・・本当に鳥フンって言いたいぐらいガムのようにベッチャリとネバネバします。
幾ら洗車に手慣れたお客様でもこれは無理!
でも雰囲気は鳥フン。
取り敢えず熱湯で蒸らしてみます。
熱湯で固着した状態をふやかせることと、タンパク質の収縮に伴う塗装の変形を熱による膨張で修正する役割を果たします。
堅絞りして吸水性が高まったマイクロファイバークロスを鳥フン個所に被せ、熱湯をかけて約数分蒸らします。
状態に合わせ焦らず気長に鳥フンが軽く撫でる程度で取れるまで繰り返します。
なるほどね。・・・
粘りと共に油分が強いし付着後数日は経過している模様で、完全に樹脂のように固まっている個所も多い・・・
でも粘りのある油分の残留が多く、ここからはケミカルの力も借ります。
ご家庭なら食器用洗剤が良いかな・・・刷毛かスポンジで原液でいいので優しく塗り広げ油分を取り除きます。
食器用洗剤は油分除去には一番身近で安全な洗剤ですので!
油分分離とタンパク質を柔らかくふやかせる事で摩擦に頼らず軽く鳥フンを取り除けます。
当店では、これらに適したケミカル(中性)で対処します。
ちなみに当店ユーザー用ケミカル「NO.12 バグズカット」です。
主は取れましたが残留した油分の強い粘度の高い染み・・・モヤモヤと残ってますね。
スプレー・・・
軽くふき取ります。
除去。
一番被害の多かったルーフも大きなダメージも無く綺麗に取れました。
浸食やクラックなどの取り返しのつかない劣化も無かったのが不幸中の幸いでした。
通常は何らかのダメージも残り、復元作業に手間取るのですが今回はラッキーなケース。
イメージはこんな感じ。
大型の野鳥で、油分とタンパク質の多いフン・・・幸いしたのが昨日の雨・・・
徳島県北部は雷も伴う結構な雨量だったので、塗装を侵食する酸度の高い成分は幸い洗い流されて、粘性の高い成分と油分が残っていたと思われます。
とにかくラッキー!
ご来店時。
処理後。
トップコートも再塗布して完成。
何せこれからの時期鳥フンは要注意です。
朝晩の外観チェックは必須です。
そして、ご自身で無理して取らないでください。
先ずはご一報を・・・画像下さっても良いですね!
ご自宅出来る範囲ならその場でアドバイスしますし、無理そうなら出来るだけ早急にご来店下さい。
放置したままだと戻る物も戻らなくなるのでお気を付けください。