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さて、ご紹介は経年劣化で塗装がかなり傷んでいるマツダRX-8。
今回の御用命は「長く乗りたいので生まれ変わらせてください!」とのご依頼です。
「レストアコース」で生まれ変わらせて頂きます!
多少塗装面が傷んでいても磨けば元に戻るケースと、再塗装以外の選択肢の無いケースに分かれます。
今回の場合、色あせ、塗装はがれ、艶引きなどの塗装劣化の末期症状でした。
只今、ボンネット、ルーフ、トランクの上面の塗装が終わり、側面の塗装の前処理工程に移行しております。
部分ピンク色の色違い箇所がありますが、これは凹みや傷などを修正した板金箇所に下地塗装であるサフェーサーを施している段階です。
この後、再度側面全体を足付け加工(目の小さなペーパーで塗装範囲を研いで塗装の食いつきを良くする工程)に入ります。
今回は色替えではない為、劣化した表面のみの塗装ですので、色あせていない綺麗なままの開口部は塗装する必要がありません。
塗り終わっている上面パネルと側面パネルの色の違いが判るかな・・・
側面は赤みが色あせてオレンジ寄りに退色しメタリックがギラギラ目立ちますね。
矢印箇所・・・矢印の下向き箇所は色あせている現状です。
上向き個所はサッシュテープ(ピラーや窓枠などに貼られているブラックフィルム)を剥がした個所なのでフィルムにより紫外線が遮断されていたので新車当時のままの色です。
一目で分かるほど日に当たっている個所は色あせているんですね・・・。
という事で随時作業は進みます。
塗装後は、ブツ取り(塗装時に噛み込んだ微細なゴミの除去)→肌調整研磨(塗装表面の滑らかさを均一に整える磨き処理)→部品組付け→コーティングと言う流れで仕上げて参ります。
コーティングは「ショーコンペティション」のフラッグシップコースです!
劇艶で正しく観賞用の仕上りとなります(笑)
さて、まだまだ折り返し地点手前。
オーナー様見違える美しさになりますので楽しみにお待ちください。