カテゴリ: NEWS
塗装は良く出来た素材で樹脂の仲間です。
実に過酷な屋外でも10年近くは耐えます。
しかし残念ながら劣化もします。
これが劣化の末期。
劣化にはいくつかの要因があります。
①紫外線、遠赤外線などによる劣化
②酸化劣化
③汚染物質(大気中の排気ガスや粉塵他)による劣化
④加水分解(ほとんど影響はないとされている)
⑤誤った取り扱いによる劣化
大まかにこれぐらい。
紫外線は徐々に塗装の分子間のつながりを分断させ、遠赤外線などの熱により塗装は膨張収縮を受けストレスとなり紫外線の悪影響を助長させる。
酸素も塗膜の結合構造をする分断する性質がありより紫外線の悪影響を加速させる。
同時に汚染物質は塗膜上に貼り付き、劣化することで健康な塗膜に悪影響を及ぼし、劣化を助長させる。
加水分解に関してはほぼ影響はないので省略!
そして誤った取り扱いでより劣化が早まります。
一度劣化した塗装を再生するのは出来ませんし、劣化の度合い次第では再塗装となります。
ステージ1(問題なし)・・・新車
【研磨で綺麗に復元できるレベル】
ステージ2(問題なし)・・・未使用車等の新車からしばらく経過した状態
ステージ3(ほんの少し問題あり)・・・艶やかだがやや小傷がある
ステージ4(少し問題あり)・・・艶やかだが染みと小傷がある
【研磨で綺麗になるが、染みの痕跡や傷が残るレベル】
ステージ5(問題あり)・・・艶が鈍く凹凸上の染みがあり小傷もある
ステージ6(かなり問題あり)・・・艶が引き染みも傷もぼやけて分かりにくい状態
【再塗装レベル】
ステージ7(再塗装を要する)・・・ひび割れ、白濁、白化、剥離、退色
コーティングは塗装の劣化を著しく抑止します。
そして「正しい情報」でコーティングの効果を持続させます。
次回はその点を分かりやすく解説します!