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さて、ご紹介は常連様のプラド。
子育てに奮闘中にて4ヶ月以上洗車が出来ていないとの事で入庫です。
一見すると艶も十分で綺麗な感じですが・・・
日常でお使いないので、ここ最近の雨で思ったよりも綺麗になっていますが、雨(水)では流れない汚れ(油性汚れ)が目につきますね。
当然開口部も汚れていますね。
と言う事で汚れの状態を確認しましたので洗浄開始。
先ずは容赦無く隅々に溜まった汚れを汚れが出てこなくなるまで入念に予洗いします。
フラットに15度放射状のパターンで広がるノズルで攻めます。
高圧洗浄の目的は隅々に溜まった汚れの叩き出しで面をいくら洗浄しても取れないものは取れないのです。
例えばよく見かけるこのタレ筋。
勘違いしがちですが高圧洗浄は張り付いた油性の汚れは意外と取れません。
早い話、水で分解できないものはいくら圧をかけても取れないのです。
指でなぞる程度の力で取れるものでもね・・・
なので洗車は予洗いで水で落とせる汚れに対して、水圧をかけて砂利等の洗車傷になるものを取り除き、その後油膜などの油性系の汚れを洗剤で取る必要があります。
言い換えると、水も洗剤も優秀なケミカル洗浄剤であり、最も頻繁に使うものなので、性質をよく理解することが重要です。
なので食器用洗剤と車用の洗車では除去する対象物と使用環境に違いがあるので流用はかなりお勧めしません。
いずれその話でもしますね(笑)
シャンプー工程ではスポンジと刷毛を使います。
刷毛は開口部などの広範囲を攻める丸くて太いものと、毛に腰のある平たい形状の2種類を使います。
Amazonで売ってます(笑)
細部まで洗うのは難しくはありません。
一連の流れに沿って道具を使い分けるのは掃除の基本ですので、慣れの問題ですね。
シャンプーが終わると、しっかりと濯いでスケールリムバーでの洗浄となります。
シャンプーでは油膜等を取り除き、洗剤では取れない酸化汚れや、他の付着物を効果的に取り除きます。
これはお客様でも使用可能ですが、それなりのコツや注意点とリスクに十分配慮する必要があるので、余程のヘビーユーザー様以外への販売は行いません。
最大の理由がありますが別の機会にします。
と言う一連の流れを順調にこなして完成。
時間で言えば2時間30分かな・・・トップコートで防汚性も向上。
ホイール(インナーリム含む)や窓(内窓仕上げ含む)や車内清掃(極端に汚れている場合は別途費用)も行っています。
幸い当店のユーザー様は室内は綺麗なので素晴らしい‼️
洗車は流れがあり効率よく道具と洗浄剤を使えばスムーズに仕上がります。
細部まで綺麗になりました。
ただし・・・洗車の限界というものがあり、その範囲内で綺麗にならない場合は、ポリッシャーでのクリーニングポリッシュとなります。
その更に上の段階では研磨となり、研磨イコール再コーティングとなるので費用もかかります。
という事で「洗車」で綺麗になることが一番重要なので、定期的にお越しくださるのがベストです。
今回は条件がそれなりに悪く無かったのでクレンジングで綺麗になりましたが、そうでないケースもあり得るので、洗車の放置期間は最大でも3ヶ月以内です。
ただしこれは当店施行ユーザー様に限りなので他のコーティングの場合、性質が不明にて同じ条件とはいきませんのでご理解ください。
では次回はお盆前に洗いますのでお越しください。
お子様の成長が一番なのでお車はお任せください。