カテゴリ: NEWS
今回は、当店でも特別な一台、**マツダRX-7(FD3S)**のリフレッシュ作業の様子をご紹介します。
オーナー様が中古車として手に入れられた際から、ずっと温めてこられた「愛車を蘇らせたい」という想いに、私たちが全力でお応えしています。

ご相談いただいた当初、お車の状態は決して良好とは言えませんでした。
鮮やかなはずのイエロー塗装は、長年の月日による退色やクリア剥がれが著しく、以前のオーナー様が行ったと思われるオールペイントの跡も散見されました。
特に気になったのは、細部の仕上がり状態です。
部品を外さずマスキングだけで塗装されていたため、本来は色が付いてはいけないゴムパーツ類にまで塗料が及んでおり、そこから塗装が剥がれ始めている状態でした。
これがあちこちにあってね・・・🥶

「本当の美しさを取り戻したい」 そんなオーナー様の切実な願いを受け、ご紹介を通じて当店にご依頼いただくこととなりました。
私たちの作業は、まず**「バラせるものはすべて外す」**ことから始まります。
隅々まで清掃を行い、不用意に色が乗ってしまったゴムパーツも一つひとつ丁寧にクリーニングを施します。
劣化が進み、交換が必要な備品はすべて新品へと手配を進めますが、ここで直面するのが**「生産廃止」**という壁です。
FD3Sほどの名車であっても、手に入らない部品は少なくありません。
在庫がないものに関しては、現物を修復(リペア)し、再使用できるよう息を吹き込んでいきます。

今回はリフレッシュだけでなく、オーナー様のご要望に合わせたカスタマイズも並行して行っています。
⭐️リヤワイパーの撤去
⭐️ラジオアンテナの取り外し
⭐️どういう訳かドリルで開けられた不用意な穴
⭐️リヤガラスのウオッシャーノズルの穴埋め
穴埋めした箇所の下地塗装を施した状態です。

これらは単に外すだけでなく、空いた穴を**鉄板を追加して埋める(スムージング)**など、ボディのラインをより美しく見せるための加工を施しました。
ボディの錆の補修はもちろん、以前の板金修理で生じていたパテの歪みなども、すべて人の手で丹念に修正していきます。



機械では決して出せない繊細なラインを整える作業は、膨大な時間と根気を要します。
しかし、**「最高の仕上がり」**というゴールを明確にイメージし、お車の状態に合わせて臨機応変に、一歩ずつ進めてまいりました。
次回のご紹介をお楽しみに
一台の車と真摯に向き合い、そのポテンシャルを最大限に引き出す。
現在はまだ作業の途中ではありますが、着実にFD3Sが本来持つ輝き、あるいはそれ以上の美しさを取り戻しつつあります。

この魂を込めた作業がどのような結末を迎えるのか……。
完成した姿は、また別の機会にたっぷりとご紹介させていただきます。どうぞ楽しみにお待ちください。
