カテゴリ: コーティングの厚み・・・。
通常コーティングの厚みは計測できない範囲でしかありません。
実測できるレベルならば塗装並みの相当な膜厚となります。
高膜厚は
果たして可能でしょうか。
厚く施工できるとしても液剤すべてが塗装の上にあるわけではなく、塗装分子間に吸い込まれるため上部膜厚は薄くなります。
その為、ベースコートを吸い込ませその上に皮膜を形成することで膜厚を出していきます。
では厚みはどれくらいでしょうか?
基本的には皮膜性能も重要ですが、施工性もよくなければムラだらけとなり仕上がりません。
その為、希釈溶剤に溶け込ませ施工性を向上するため施工後、溶剤は揮発してなくなるため、膜厚は減少し、コーティングは湿度と反応し硬化して皮膜となります。
カタログ通りにならないのが世の常で、例えば燃費。
記載通りの燃費の車などありませんね。
コーティングにおいても同じことが言えます。
厚みも硬さも実際では異なります。
塗装の硬度は基材の膨脹伸縮に追従するため5Hが限界とされています。
それ以上の硬度はクラックの原因となります。
その為コーティングがそれ以上の硬度になることは避けなければなりません。
仮に9Hの硬度を持つとしても非常に薄い被膜なら塗装の伸縮に追従できるでしょう。
しかし薄い故、洗車傷程度でも傷はコーティングを貫いて塗装面に発生します。
皮膜特性はともかく膜厚は塗装質や施工状況で変化しますので安定してはいません。
コーティング皮膜を、如何に実際の塗装上により良く構成するかは、施工者次第となります。
徳島のカーコーティング、ドレスアップのクラフトワークス・ZEN