カテゴリ: Q&A
A11。
コーティングは紫外線を食い止めるのか?
コーティングすれば紫外線を防ぐ!
この様な宣伝もコーティングにはありますが・・・。
結果!
防げません。
紫外線を吸収したり分散するマテリアル(素材)は
無数にありますが、それらをコーティング剤に
添加すれば、コーティング剤の肝心な機能を
犠牲にしかねません。
特にガラスコート剤に、紫外線対策として添加剤を
多く加えれば、多少なりとも効果はありますが、
濁りや、密着不良、耐久性低下を招きます。
要は、皮膜に余計な物を加えないのが
良い結果になります。
地上に降り注ぐ紫外線はUV・A UV・B
の2種類ですが、共に有機物の日焼けや色あせ
劣化の原因となります。
所が、きちんとしたコーティング剤は
これら紫外線では、まるで劣化しません。
この様な事実が、いつの間にか独り歩きし、
やがて紫外線を遮断すると言った誤った、
解釈となったのでは・・・?
良いコーティングの定義は、
①塗装面の密度向上。
②安定した膜を形成。
③防汚性の向上。
④密着エネルギーの高さ。
⑤メンテナンスでのリペア性能。
となります。
まとめると、
長い間綺麗が持続する事です。
紫外線に対する耐候性は、塗装そのものが持ちます。
その塗装の劣化を抑え込むのがコーティングの役目です。