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毎日暑い日が続きますが皆様いかがお過ごしですか?
私はこの暑い中、妙に火がついて奮闘しています。
あっ、こんなバカにも源流がありますが・・・(笑)
さて、研磨に何を見出すのか?
そもそも塗装を削るのが研磨ならば、
削った後はどうなってるのか?
回転する機械(ポリッシャー)、効率よく研磨剤を分散させ
摩擦を生むバフ、そして要は研磨剤(コンパウンド)。
これらを使い、塗装を磨く=擦りこんでる・・・。
無論傷は、削られて無くなりますが、逆に
研摩で生まれた摩擦キズ(バフ目)はつきます。
そうならないのがプロの仕事。
でもそのレベルによって、綺麗かどうかは分かれますが、
怖いのは、綺麗になったと錯覚を起こす仕上がり・・・。
プロ施工店でのコーティング施工後の納車直後の画像。
これはたまらないと当店に相談依頼です。
研磨前の塗装面にバフだけでポリッシャーを回すと
どうなるのか?
では、バフやポリッシャーを変えるとどうなるのか?
コンパウンドを使うと何が起きるのか?
一見すると傷もなくしがった面に、脱脂として
アルコールや脱脂溶剤を使用すると
一瞬浮かび上がるバフ目は、その後自然に見えなくなる。
何故か?
気になるから更に脱脂をすると、浸透性の高いアルコールや
脱脂溶剤で、僅かながらも塗装が膨潤(柔らかくふやけた状態)
となり、拭き傷になり、研磨のやり直し!
だから脱脂しないでそのままコーティング。
塗装には研磨の残留成分が残ってる・・・。
当然コーティングの密着は妨げられる。
そこに無溶剤と称する清浄成分の無い液剤なら
更に密着は乏しい・・・。
仮にアルコール分散されていても
浸透ムラや密着ムラとなり
施工後数か月もすれば、バフ目が出たり
白濁りや硬化ムラの原因となります。
こちらもプロ施工店でのコーティング後です。
無論、全ては見える環境での検証。
蛍光灯だらけの作業で、ポイント的に
スポットライトを当てても光の分散で
意味が無いのでこれらは論外。
塗装作業なら確実に弾かれるか、剥離のリスクの高い
作業法は、何故かコーティングの分野では通用してる。
見えないからね・・・弾きも密着も。
塗装では、足付け作業と言う、あえて塗装面を
ペーパーで荒らして密着を良くする工程があります。
専門的な用語ではアンカー効果と言います。
その後、更に脱脂を行います。
片手に脱脂溶剤の染みこんだクロス、
もう片手に乾いたクロスを持ち
脱脂溶剤の塗り込み後、溶剤が揮発する前に乾いたクロスで
素早くかき取ります。
面を変え2度ほど繰り返し、完全脱脂が出来ます。
その際にも、僅かながらの溶剤の残留はありますが、
そもそも塗料自体が溶剤で液状化したものを
スプレーガンで吹きつけるので、問題はありません。
細かく言うと、帯電の問題もありますが省略。
良く、磨き屋さんは塗装屋さんの磨きを
馬鹿にしますが、塗装屋さんは実に
密着にはシビアです。
脱脂方法は同じではないけど、
意味合いは同じなので、学ぶべき点は
必ずあります。
元塗装屋なので、実感してます。
ついでに・・・昔はそれなりに融通の利いた機材メーカーも
商売に走り、無駄としか言いようのない
使えないも物までキット化してるし・・・。
ヨーロピアン方式はどうにもこうにも・・・。
当店で使用する商材はとてもシビアです。
意味も分からず使うと・・・使えない?・・・
それもそのはず、使う人限定なので、
汎用性は無い・・・かな?(笑)
汎用性=誤魔かしが効きやすい。
勿論、全ての製品がそうではないですけど、
プロ相手のメーカー品でも、
出所は同じで、少しだけブレンドしなおしてたり
下手すりゃ、まるで同じものもあり
右往左往するのは作業者かな?
当店の商材は、意図があって出来てるので、
答え合わせがちゃんとできない人はNGですが
これほど、意味のある商材は他にないので
変えのきかない物です。
気が付けば、どこもかしこもルペス・・・
本当のマッチングは難しい機材です。
今思えば10年前ぐらいだったかな?
ルペスサンダーをポリッシャーとして
使い始めた頃は笑われたけど、今は普通になってきた。
面白いもんですね。
日本の磨きの素晴らしさを海外で
広めようと奮闘している方もいれば、
そんな日本において、埋め込み研磨で
何十万も施工料を取るお店もあるし・・・。
いい仕事って・・・どこで誰が評価する物でもないけど
自分は知ってるから妥協しない・・・。
より良い方向へ進まないと、お客様に失礼です。
無駄に長い独り言でした。(爆)