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さて、今回は少し辛いお話です。
先日、当社御依頼のお車の新車コーティングの納車でディーラーさんにお伺いした際、見てはいけない物を見てしまって・・・。
私もスタッフもてっきり板金塗装か点検か何かの作業後のユーザーカーと思って見てた車が、なんと納車前の新車。
普段私が仕上げるお車とは異なり全体的に艶感や黒味も明らかにくすんで、しばらく使用したお車のようで、目立つ研磨跡がゆらゆらとオーロラのように存在し、蛍光灯でも確認できるムラも・・・まさかの新車とは思いも知らず・・・です。
流石に手直ししようと提案したものの既にコーティング済み!・・・マジで!
お客様の指定のコーティング専門業者が行ったみたいですが、ディーラーさんも困ってました。(笑)
既にコーティングも終わってると言う事なので当社で手直しするわけにもいかずスルーしましたが・・・。
でっオーロラとはどのような物か?別車両ですが参考までに以下画像です。
このオーロラはメーカーで新車ラインでの検査中に異常を発見し、研磨し修正した研磨傷です。これを無くすのがコーティング前の研磨下地作業であり業界では「肌調整」と呼ばれますが・・・これを付けるのならやらない方がましなのでは?
ちなみにコーティングの密着処理は別工程です。
この様な修正傷はどのメーカーにもあり、残念ながら工業製品の宿命となります。
通常、コーティング車両ではこの様な修正傷や搬送中や新車点検時の際に、わずかながらも小傷が付けば、綺麗に磨いてコーティングを行うのですが、コーティング専門店の作業によりオーロラが発生。
全て研磨不良=知識、技術、環境の伴わない作業が招いた結果・・・。
本音では悔しいの一言・・・批判でなく・・・プロなのに何故そうなる???儲けたいだけ???見えないから適当???単なる流れ作業???お客様になんて言う???
最も重要なな強度、密度、共にこれ以上ない新車の塗装を痛める作業を行い、コーティングをしても何の価値もありません。
ちなみに10年保証でした・・・。
当店の腕自慢とかの話でなく、研磨には研磨のリスクがあり、研磨する目的と、内容が伴わない作業を行うぐらいなら、研磨には何のメリットもありません。
これに関しての考察は別ログで最後にリンクあり。
新車研摩のメリットとは、メーカーで作られた塗装の最終仕上げであり、新車塗装本来の光沢を塗装の強度や密度を低下させる事なく仕上げるノウハウがあってこそ意味があります。
最後に先ほどの画像をもう一度。
調整前。
調整後。
調整前。
調整後。
と言う事で、このお車のご紹介は後日。
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