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ご紹介はベンツCLAシューティングブレイク。
お車のお乗換えでお預かりです。
赤が鮮烈なお車です。
研磨終了・・・例のごとく粉まみれ(笑)
お預かりの際にご覧いただいた小傷も綺麗に無くなり、研磨による塗装強度の補強にもしっかりコーティングも行いますのでご安心を。
さて、タイトルにも御座いますが、下地処理とはなんぞや?
早い話、コーティングを行う前工程です。
その①・・・洗浄工程(汚れ、付着物の除去、脱脂)
その②・・・研磨工程(小傷の除去、クスミ、濁り除去)
その③・・・密着工程(コーティングを密着させる最終処理)
と大まかに分かれます。
どれも重要です。
そこで今回お伝えするのは、まず語られる事の無い「その③・・・密着工程」。
先の洗浄、研磨は汚れや傷等目に見える物への処理ですが、実は密着は目に見えない工程です。
意外な事にココの重要性はあまり語られません。
何故か・・・地味だし、伝わらないし、そこまで考えてないし、意識すらしていない・・・。
なんてオチも・・・(笑)
実は、今主流のガラスコーティングは本来塗装との密着が非常に乏しい素材です。
どの分野にもあるのですが、素材の異なる物質を結合させるには、それに伴う条件と性質が必用で、既にボディーに施されている塗装の性質を変更できないので、新たに上乗せするコーティングに塗装と結合させるための要素を与えなければなりません。
それをカップリング剤と呼びます。
異なる性質のA型とB型をつなぐための要素、AB型は双方の特性を持つ素材です。
この様な素材がカップリング剤です。
当店では1層目、2層目がそれぞれ異なる機能と目的を持つカップリング剤となり、同時にコーティング剤となります。
でっ、高い防汚性を持つ3層目で完成。
それら各層の良い意味の副産物とし非常に反射率の高い光沢が生まれます。
これから先はより専門分野なので割愛しますが、これがコーティングのノウハウです。
でも見えないからおろそかにされるのも密着工程です。
その逆・・・コーティングの凄さと研磨の技術に関しては非常に熱くアピールします。
今更ですが、プロなんだから傷も処理して、自らの作業ミスによる研磨傷も無い仕上がりは出来て当然なので、自慢するほどの物でもありません。
出来ていないのが異常なのです。
何て言ってたら炎上するかあ~?
さてシューティングブレイクは最終洗浄、密着処理も終え、この時点で既に激艶です。
加工無し撮って出しの画像です。
実車はもっと艶!
ではメインのコーティング・・・艶の鎧をまといます。
完成は明日・・・。
オーナー様楽しみにお待ちください。