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前回の引き続きです。
内容は「新車時ディーラーでコーティングしたのは良いが、洗車でも取れない染みに困っている」というご相談からのご依頼です。
色んな意味でオーナー様の気持ちを考えると、誰の何の為のコーティングなのか、今一度考える必要があります。
コーティング無しのほうが傷んでなかったかもしれません・・・高確率で・・・。
既に劣化したコーティングに侵食され塗装は陥没しています。綺麗にするにはダメージを受けた表面の塗装そのものを研磨し取り除くしかありません。
まさしく人の虫歯と同じで、一旦劣化すると元には戻りません。
新車から数えて2年8ヶ月・・・困ったものですね!
では具体的な作業はどの様な物でしょうか。
やはり作業の基本は洗車です。
今発生しているケミカルで落とせる範囲の染みを含め、洗車で取り除けるものは隅々まで全て取り除きます。
シャンプー洗車のあとは・・・よく水を弾いています。
お客さまがこまめに洗車している証拠です。
故に納得出来ないのは当然ですね!
ケミカル洗浄で取り除きます。
スッキリ。
残念ながら、染みは既に塗装を劣化させていますので研磨工程に移行します。研磨はレクサスの自己復元塗装にも対応した安全な作業を行います。
更に、研磨により見た目は綺麗に整っても、事実として塗装は僅かながらも薄くなり、それに伴い表面の密度も低下します。
実は密度は塗装の防汚性と耐久性には重要な役割を持ち、密度の低下した塗装では汚れは塗装に浸透し塗装内部を酸化させます。そうなると汚れやすく劣化しやすくなりますので無駄に削るのではなく、必要最小範囲で仕上げる必要があります。
この様な事からもコーティングの役割として、密度と強度を補うという意味でもコーティングの重要性が問われます。
撥水、親水はあくまでも施工後のパフォーマンスであり、実は防汚性と保護という点では密着と密度が重要でコーティングとは奥の深い作業です。
でっ、研磨後は粉まみれもいつもの光景です。
ここからが折り返し地点。
では、オーナー様、可能な限り仕上げてまいりますので今しばらくお待ち下さい。