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我々にとって重要なのは、バフ、コンパウンド、ポリッシャー。
これらのセッティングで事が決まるといっても過言ではない。
当然だが照明も重要。明るければ何でも良い訳ではない。
今年はポリッシャーも入れ替え時期。
最近の塗装・・・特に劣化したものを磨く際は以前よりシビアと感じます。
日の当たり方により同じ車でも左右で塗装の劣化も異なります。
傷んだ塗装を研磨すれば作業後は粉まみれで、洗車を行う必要があります。
その際にもかなり気をつけますが、すでにお乗りのお車である以上、ゴムモールの隙間などから、微細な見えない程の小さなゴミや、砂粒の粒子なども洗車やエアーブローの際に知らぬ間に出てきてしまい拭き取りの際の傷になるケースもあります。
普通では見えないレベルですけど・・・。
そうなると洗車後にまた磨くわけですが、その後また洗えば同じことの繰り返しですね。むろんコーティング中でも塗り込みやふき取り時の傷のリスクはある訳ですが、この対策は別の機会に。
なので洗車後に本格的な最終仕上げとして当店は仕上げ磨きをするのですが、そこで重要なのは仕上げ時のコンパウンド。
コンパウンドは研磨時の絡みつきや貼り付きを抑えるための潤滑成分、分散剤、乳化剤、等の添加剤を砥粒と混ぜ合わせ防腐効果のある水溶液で濃度調整します。
その性質によりけりですが、コーティングの密着の妨げになるのも事実であり、水性コンパウンドでも安心できません。
添加剤を加えないとコントロールしづらい製品になるし、コントロールしやすく簡単に傷が無くなり艶が出るものは疑似的な仕上がりで後々悪さをします。
でも綺麗に仕上げないとコーティング下地が完成しない・・・密着も手を抜けない・・・。
となると・・・コンパウンド研磨 ⇒ 最終洗浄 ⇒ 仕上げ乾燥 ⇒ 最終仕上げ磨き ⇒ コーティングが理想で、コンパウンドには余計なものが含まれず、最終仕上げではコーティングの密着を妨げず、むしろ密着を高める役割を持たせつつ、硬い塗装から劣化塗装まで対応できるレンジの広い特性が必要です。
もちろん1種類のコンパウンドでは無理なので複数用意しますが、研磨レンジは違えど特性は同じでなければなりません。
シビアでしょ!
最終段階でのコンパウンドは特にシビアです
早い話、あと一つの隠し味で料理の質が決まるときに、塩と砂糖を間違えて台無しになるようなものなので油断できません。
そういったドップリ深みにはまった当店の面倒なリクエストに大いに答えてくれるメーカーさんには頭が上がらない・・・。
以前最終調整でのサンプルを使用し手ごたえを感じ、生産を待ってましたがようやく出荷できるとの朗報をいただき今年の最後に大きなプレゼントになりました。
専門店の万人が使えるわけでもなく、求める物でもなく、でも当店には必要なもの・・・。
採算合わなくてすみません!
全てはエンドユーザー様へ還元して満足度向上に繋げます!
今まで何とかなってもこの先を考えると必要なものです。
定期的にこんな感じになってます(笑)
来年は生産性向上がテーマ!
今年もあとひと月少々・・・新規施工のご紹介も出来ないまま写真だけが増えていきつつも現場はメンテナンス中心の時期に突入です・・・。
年内施工をご希望の方は12月2週目までにお申し付けください。
既にご予約済みのお客様以外で、12月中旬以降に納車される新車に関してはに可能な限り調整しますが年明けになる場合もございますのでご了承ください。