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さて、ご紹介はタイトル通りかなり傷んだ状態でご相談いただいたレクサスHSです。
今回の作業項目は・・・
※ヘッドライトの劣化再生
※ヘッドライトプロテクションフィルム施工
※窓ガラス全面染み除去研磨
※窓ガラス全面撥水
※ガラスフィルム(透過率8%)
※本体小傷修正、シミ痕修正リセット研磨
※本体コーティング
※室内レザクリーニング
と言った内容です。
お客様のご希望は可能な限りの新車戻し!
当店の本領発揮です。
ヘッドライトを先に仕上げて再ハードコートがしっかり硬化するのを待って、ヘッドライトフィルムを施工、その後ガラスフィルムも施工・・・。
途中画像はありませんのでご了承ください。
本体作業はケミカル洗浄及び細部洗浄を行い、ガラス研磨、再度洗浄、ガラス撥水加工を行い、現在、本体研磨の最中です。
さて、ここでガラスの話。
よく見かけるガラスの染み(スケール)についてです。
今回のお車の画像がないので(汗)画像は他のお車のものを例にします。
ガラスの染みです。
研究熱心なユーザー様はネットで情報を仕入れて、時にケミカル製品を試してみる事もあるでしょう。
ボディーコート剤なら最悪、ムラ程度で収まるでしょうが、ケミカル剤に関しては、取り返しのつかない結果を招くこともあります。
以前ご相談いただいたケースでは、ヘッドライトのコーティングをしたら失敗して、シンナーで取ろうとしたらヘッドライト表面が溶けて大変なことになった例があります。
身近にシンナーがある事も驚きましたが、プラッチック(正確にはポリカーボネイト)にシンナーを充てるとどうなるのか我々が当たり前のように知ってる事も、お客様は知らない訳で、ましてやより専門的なケミカルにいたっては尚更です。
そのような点からも、安易に様々な素材(樹脂、金属、アルミ、ガラス、ゴム、鉄、木、布、レザー他)が内装、外装共に多用された車に対して安易に使うものではありません。
ケミカルはなんでも落とせる魔法の液剤ではありません。
目的、素材、状態に合わせ、使用可能か否かを見極める必要があります。
除去前・・・
こちらはケミカル除去
除去前・・・
こちらは研磨除去
除去法はその都度変わる例です。
当店でのケミカルの位置づけは、新車では研磨の代わりであり、既存車なら研磨前の補助でであり、メンテナンスでは洗浄剤として活躍します。
そのうえで、あえて使用しないケースもあります。
重要なのは見極めです。
話が長くなりましたが、ガラスの染みを簡単に落とそうとして「酸性ケミカル」を使用するケースがありますが、プロでもハードルの高い作業で、ましてや一般の方が安易に使用するものではありません。
しかしそのような類のものがネットでは簡単に作業できるイメージで売られています。
余程幸運なケース以外では大変な事になるのでお勧めできません。
それぐらいガラスの鱗(スケール)は厄介ですので、汚れたままにしないのが一番の解決法です。
それともう一つ。
ケミカルには大きく分けて2つの要素があります。
その1・・・化学反応による除去
その2・・・溶解による除去
とあり共に素材に悪影響を及ぼさない使用を守らなければなりません。
ややこしいでしょ!
なので、安易に使うと危険という事です。
綺麗にしたい・・・どうにかしたい・・・そうなった場合の専門店です。
先ずはお電話ください。
では、レクサスのご紹介は明日。
オーナー様、安心してお待ちください。