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お客様とお話しする中で最近の話題は電気自動車。
個人的に楽しく乗れるなら電気自動車でもいいと思っている。
例えば・・・
フロント、リヤにそれぞれ駆動用モーターを配置し、プラットフォーム床面はバッテリーを搭載すれば理想的な重量配分のできる4WDが出来上がる。
今主流のフロントエンジンカーと違い、マフラーやプロペラシャフトなどの構造物がいらないのでセンタートンネルもいらない・・・フロアレイアウトに制約が無いのでメリットが大きい。
電子制御によりFF、FR、4WDの制御も自由にできる。
出力特性もいくつかのパターンから走行状況に合わせてリアルタイムで変更出来てカスタマイズも有料プログラムで書き換え可能。
モータユニットや制御ユニットもカスタマイズ出来る。
無線通信でコントロールされる個所は限られており、車体制御に関しては外部からの影響を受けない安全策でセキュリティーも万全。
正に電動ラジコン。
人工知能の音声アシスタントによるサポートは昔のアメリカドラマの「ナイトライダー」ごとく、まさに車が相棒と呼べる存在にもなる。
なんて勝手イメージですけどね(笑)
問題はバッテリー充電の実用面・・・
バッテリーは数種類の規格サイズと出力を決めておいて、車両購入時はバッテリー買取かリースを選べる。
リースの場合、バッテリーはディーラーや整備工場、ガソリンスタンドなどで法律で定められた専用資格と交換設備を整えた電池ステーションにより充電せずとも交換できる仕組みにする。
リアルなイメージで・・・
車に乗る・・・その内バッテリー残量が低下する・・・残りの航続距離を今の走行状態から割り出し音声アナウンスがドライバーに知らせる・・・
車「バッテリー残量が低下しました。残りの航続距離は100キロです。」
車「最寄りの電池ステーションをお調べしますがよろしいでしょうか?」
人「宜しく」
音声アシスタントが最寄りのステーションまでナビでの案内と同時に、無線通信でステーションに到着時間とバッテリー適合の確認、作業予約が自動的になされている。
到着。
作業。
支払い。
と言う流れで今のガソリンとさほど変わらずに車に乗れる。
バッテリーはシリアルコードとICチップで管理され、製造メーカー、製造年月日、劣化度合い、充放電回数、搭載履歴、管理者など様々な情報が盛り込まれており常に管理され、理想的な充電量でスタンバイされている。
一定期間が来るとメーカーが回収しリフレッシュメンテナンスやリサイクルに回される。
管理者にも厳しいルールが課せられており防火設備や温度管理、保管状況など細かな決まり事をAIで管理し異常や違法行為が無いか逐一監視されている。
総括として地方の運輸支局が管轄する。
ユーザー側ではバッテリー交換がユニット化されるので、交換は有資格者が行うが、車両管理に関しての電源プラグや防水シーリングなど重要な整備項目は、バッテリー交換時に自動的に車両にインプットされ、一定回数が来た時点で交換することがユーザーへの義務となり、その時期を超えると違法になる。
最悪は車が起動しなくなるエマージェンシーモードになる・・・など、やろうと思えば何でもできる。
リースバッテリーをユーザー自身で充電する場合は、車両を充電コマンドに設定・・・パスコードを要求される・・・入力・・・充電開始・・・充電したことを管理者に通知・・・ICチップに位置情報と充電内容が記録される・・・電子マネーで決済。
ただしリースバッテリーは、ユーザーでの任意の充電回数は限られている。
大がかりなインフラや送電網を引かなくても今の状態に近い内容で、電気自動車が乗れるのならこれから先の地球環境にやさしい車社会が来るかな???
なんて簡単なお話ではないのだろうけど・・・まっ、私のようなド素人が考えるぐらいだから頭の良い人たちが更に色々考えてるのだろうな・・・
今の日本の車産業が、家電や携帯電話のように海外勢に押されて悲しい事にならない事を祈る。
とは言いつつも今のところ世界最速電気自動車は日本製です。 OWL(アウル)