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さて、今回はカーシャンプーの有効性をお知らせします。
では、シャンプー洗車のメリットは何でしょうか?
①摩擦を減らし洗車傷を防ぐ
洗車時で気を遣うのは洗車傷です。
当店が特殊で非常に当たりのソフトなスポンジを使うのは理由があります。
洗車時には多かれ少なかれ砂利を避ける事は出来ません。
マイクロファイバークロスは汚れの掻き出し効果は優れていますが、微細な砂利が絡みこむと見つけるのも分かりにくいし、使い方によっては面に貼り付き洗車傷のリスクが大きな素材ですが、条件つきで使用します。
では、ムートングローブは???
個人的には全く使用しません。
マイクロファイバークロスと同じ理由からと同時に摩擦力が大きく研磨力を持つ素材の上に砂利や異物が噛みこんでも毛に絡みこみ分かりにくく取り除きにくい・・・微細な砂利などを抱き込みやすいので検証結果として当店では不採用です。
洗車後に磨く前提ならOK。
スポンジにも色々あるので一概には言えませんが当店のスポンジは他の様々な素材よりもより安全に洗車できます。
良いスポンジの条件は・・・
※コシがありゴワゴワしない
※面圧が均一に分散されRへの追従性が高い
※吸水性が高い
※砂利などの汚れが分かりすく取り除きやすい
※適度なサイズ
となりそれら条件を満たしたものが当店のスポンジです。
面圧を分散し汚れを搔きだすスリット加工をした洗車に特化したスポンジです。
その上でシャンプーの潤滑でより摩擦のないソフトな洗車が出来ます。
固着した汚れはマイクロファイバーでもムートングローブでも強く擦らないと取れません。
それらは傷になる為、固着汚れはケミカル等で分解して段階的に安全に取り除く事が重要です。
結果として、当店が考えるシャンプー洗車の基本は、「当たりの柔らかなスポンジでシャンプー液をボディーに塗り広げる」となります。
汚れは浮かして取り除く事です。
さらに泡立ちもただ単に泡立てば良いのではなく、泡立ちすぎず粘りのない泡で、濯ぎ時に残留のない切れの良い事が重要です。
バケツの中も確認しやすい適度な泡を作る事も重要ですね。
泡とシャンプー液のバランスが重要で、イメージは・・・スポンジにたっぷりとシャンプー液を含ませて滑らせるように液を塗り広げて、スポンジを軽く絞るように液で汚れを洗い流す感じです。
②脱脂
車は意外と油膜で覆われています。
雨の日には必ずアスファルトから溶け出した油分が飛沫として貼り付いています。他では排気ガスやグリスや油性系の水垢(ゴムモールから溶け出すシリコン成分)等、油性系の汚れも避けては通れません。
油分を効率よく取るにはカーシャンプーの主成分である界面活性剤が効果的です。
油分の強い個所はシャンプーの原液で除去します。
開口部などのグリス汚れには対応できませんのでピッチ&タールリムバーを使用します。
③その他
汚れで忘れてはならない物は「スケール」です。別名イオンデポジット
これらは水の乾きと同時に染みとして残る水に含まれた不純物の残留です。
初期段階は硬く絞ったクロスで拭き取るときにボツボツと浮き上がり、乾くと見えなくなります。
進行すると通常でも分かるようになり、更に進行すると塗装を侵食して陥没クレータとなるので実に厄介な存在です。
全ては初期段階で取り除く事が重要です。
当店のシャンプーは初期段階のスケールを取り除く酸性(pH4.5)に調整しています。
同時に黄砂などのアルカリ質なども中和させることでスッキリとした塗装面となります。
この様にシャンプーに機能性を持たせることで優れた効果を発揮することが出来ますので、頻繁に使うものだからこそ手を抜けないのもシャンプーです。
事実・・・私の洗車はシャンプーとナノダイヤモンドコートで完了します。
たまに使うのがスケールリムーバーで、3か月に一度かな?上面をメインに洗浄する程度です。
スケールリムーバーは濃色車なら月に一度、上面を処理してあげると、スケールの固着は無くなります。
洗車の基本は
擦らない・・・脱脂する・・・トップコートを塗る・・・を簡単に行えることが何よりも重要です。
カーケア専門店だからこそ、コーティングの宣伝に力を入れるのではなく、お客様と同じ目線で一番重要なひごろのお手入れとは・・・の疑問にお答えします。
少なくとも私自身が普段からご来店下さるお客様と同じコーティングユーザーとして、日ごろから体験している「いいね」をお伝えします。
長文にお付き合いくださり感謝いたします。