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さて、マット塗装のコーティング。
他店ではお断りされるとか・・・。
それはそれで仕方がないとして、マット塗装の厄介なのは下地つくりとコーティングそのものの難しさ。(ムラが半端なく出来る)
コーティング前の下地とは洗車すればよいと言う物ではありません。かと言って何でもかんでも磨けばよいと言う物でもありません。
下地とは、塗装面の状態を平滑かつ滑らかに整え、塗装面とコーティングの密着をベストな状態に持っていくための重要な工程です。
艶消しと通常塗装の違いを分かりやすく言えば、「透明ガラス」と「すりガラス」とお考え下さい。
微細な凹凸により光を反射しないように仕上げた塗装なので、研磨で凹凸を削ってしまえば通常の艶あり塗装に近づいていきます。
なので艶あり塗装と同じ研磨処理が出来ません。
しかも艶消し塗装の凹凸には汚れがしみ込みやすく取り出しにくく、雨染みも油膜もとても除去しにくい難儀な塗装なので、ヘタな作業を行えば取り返しのつかない恐れもあります。
艶あり塗装では研磨すればどうにかなる問題も艶消し塗装では手も足も出せなくなります。
洗車もとても気を付けなくてはなりません。
もし傷をつけても研磨でリカバーも出来ないので・・・・
と話が長くなったけど艶消し塗装にコーティングを乗せられるという事は、本当の意味での下地つくりが出来るという事です。
艶あり塗装では、ただ何となく乗せていたコーティングも艶消し塗装では弾かれて定着しません。
キチンと下地が出来ていれば乗ります。
逆に密着がこれほどわかりやすい塗装も無いですね。
洗浄中・・・
更にケミカルポリッシュ・・・研磨ではないのでご安心を・・・ナノ繊維の特殊バフです。
最終洗浄・・・当然ながら全工程純水洗浄。
では明日は完成です。